【初心者の囲碁体験シリーズ 番外編】日常で使われるようになった囲碁用語

教養人のたしなみ!?なんてイメージがあって、なんとなくハードルが高い気がする囲碁。実は、とても生活に馴染んだ存在なんです。日常で使われるちょっとした言い回しが、囲碁用語からきていた、と言われる例がいくつもあります。

東京・麹町のダイヤモンド囲碁サロン・梅木さんのご協力で、囲碁初心者が囲碁の体験をさせていただいているこのシリーズ、今回は番外編として、囲碁用語が起源と言われる日常用語を、いくつかご紹介させていただきますね。

 
※起源については諸説あり、下記とは異なる説もありますのでご了承ください。

 

 
玄人・素人

平安時代までは、囲碁では実力の高い人が黒石を持ち、低い人が白石を持っていたという説があります。
「黒人(くろひと)は、玄人(くろうと)と変化しました。今では熟練した人、専門家、プロの意味で使われます。
一方、「白人(しろひと)は、素人(しろうと)と変化しました。今では経験のない人や職業としない人、上手でない人のことを言いますね。

 

白黒つける

物事をはっきりさせることを「白黒つける」と言いますが、これは碁石が白と黒なのが起源と言われています。

 

一目(いちもく)置く

囲碁では、力の差がある時は、ハンディとして先に碁石を余計に置かせていただきます。「置き石」といいます。
そこから、自分より相手の実力が高いと認めることを「一目置く」と言います。強調するときは、「一目も二目も置く」なんていうこともありますね。

 
※「目(もく)」というのは、囲碁の陣地の単位ですが、石の数をさす場合もあります。石の数をさすときは「子」とかいて「もく」と呼びます。

 
先手を打つ

囲碁では、最初の一手を打つ側のことを「先手」といいます。
先に物事を仕掛けて、有利に持っていこうとするときに使いますね。

 

後手に回る

先手の逆で、相手に先を越されることや、相手に先に攻められて受け身の戦いになることを言います。
「後手後手」といったら、物事が全然回ってない状態をイメージしちゃいますね(^^;)

 

駄目(ダメ)

どちらの所有にもならない場所のこと。無駄な目(目にならない、価値がない)から転じて、「してはいけない」という意味で使われるようになりました。

 

筋が良い

無駄な石を作らないで効率的に打っている状態を、囲碁では「筋が良い」といいます。
逆に、無駄な石を作ったり、非効率になって、道理にかなっていない状態を「筋が悪い」「筋が違う」などといいます。

 

結局

囲碁を一番打ち終えることを「結局」と言います。
そこから、物事の終わりや結末を示す意味に使われます。

 

これらはほんの一例です。囲碁って、私たちの生活にとっても馴染んでいるんですね!
こんな言葉をきっかけに、囲碁に興味をもって、「やってみようかな?」という方が増えるといいですね。

私も、上手になって「囲碁やってます」って言えるようになるまで、がんばろうと思いまーす!(^^)!

 

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