「Beyond the Reef (珊瑚礁の彼方に)」去ってしまった恋人を待ち続ける、切ないハワイアン・ソング

日本で人気のハワイアン・ソングをご紹介するシリーズ、今回は「珊瑚礁の彼方に(Beyond the Reef)」をご紹介いたします。

 
戦後日本で流行したハワイアン・ミュージック、そして日本のフラダンサーに”御三家”として人気の曲を、「青・竹・珊瑚」ということがあります。憶えやすいですね!
青は「ブルーハワイ」、竹は「小さな竹の橋で」、そして珊瑚が、今回ご紹介する「珊瑚礁の彼方に」です。

去ってしまった恋人が、いつか戻ってくる日まで待つという、切ない内容なのですが、ゆったりとしたテンポで明るいメロディーが印象的な曲です。

 
「Beyond the Reef」の誕生

「Beyond the Reef」の作者は、ジャック・ピットマンというカナダ出身の方で、1948年にハワイで作られました。
最初にレコーディングしたのは、1949年ナプア・スティーブンス。ハワイの女性ミュージシャンで、フラダンサーでもあり、またテレビやラジオのパーソナリティとして、長く活躍した方です。
1950年に、ビング・クロスビーがカバーして、全米で大ヒットしました。
その後も、アンディ・ウィリアムス、エルヴィス・プレスリー、ベンチャーズなど、多くの大スターたちがカバーしています。

「Beyond the Reef」は、いわゆるハパ・ハオレ・ソング(英語のハワイアン・ソング)とは、少々趣が異なります。
ハワイで作られた曲ではありますが、歌の中にハワイ語やハワイの地名は登場しません。
「珊瑚礁の彼方に消えた愛、貿易風に私の切ない思いをのせたい・・・」といった歌詞の内容は、限りなくハワイを連想させますが、ハワイかどうかはわからないんです。
でも、スティールギターの奏でるサウンドは、やっぱりハワイを感じさせますね・・・

 
日本語版「珊瑚礁の彼方に」

日本語版「珊瑚礁の彼方に」が最初に世に出たのは、1951年。太平洋戦争後、まだGHQ占領下の時代でした。
日本語の歌詞は、昭和を代表する作詞家の1人、藤浦洸さんの手によってつけられました。この訳詞の素晴らしさは、特筆に値します!
最初にレコーディングしたのは、山口淑子さんです。アルバム「夜来香」に収録されていました。
スティールギターは、ハワイ出身の日系2世のハワイアン・ミュージシャン、バッキー白片さんが演奏していました。

 
山口淑子さんの歌声の「珊瑚礁の彼方に」をご紹介いたします。
澄み渡るような美しい声と、素晴らしい日本語の歌詞に、ぜひじっくりと耳を傾けてくださいね。

 

 

日本にもすっかり定着しているフラダンス。
実は、日本ならではの、日本語で歌い・踊られるハワイアン・ソングがたくさんあるんですね!

 

※ フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。

※ ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。

 

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