島全体が私有地 ハワイ諸島の最西端に静かに佇む「シークレット・アイランド」ニイハウ島

ニイハウ島北東部(Photo by Polihale at the English language Wikipedia [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html), CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) or CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons)

E Ni’hau o Kahelelani
He ‘aina lua ‘ole ku i ka nani
「首長カヘレラニのニイハウ島よ、その美しさは他の土地とは比べ物になりません」

 
カウアイ島の南西27㎞にあるニイハウ島、かつてカウアイ島と陸続きだったこともある、その小さな島は、ハワイ諸島の中では最も古い島とされています。

 

赤い部分がニイハウ島(出展:Wikimedia Commons)

 
ニイハウ島は、ハワイ諸島の他の島と同様、火山活動によってできた島ですが、すでに火山活動は終わっていて、山は浸食と地滑りによって崩壊しています。
現在ニイハウ島の最高峰は、パニアウ山、標高わずか390mです。

1795年にカメハメハ1世によってハワイ王国が建国された当時、ニイハウ島とカウアイ島は、首長カウムアリイの統治下にありました。
ハワイ王国の一部となったのは、1810年のことです。

1864年、カウアイ島に住んでいたスコットランド人のエリザベス・シンクレア夫人が、カメハメハ5世からニイハウ島を買い取りました。
ニイハウ島は、今もシンクレア夫人の子孫であるロビンソン一族が所有している、個人所有の島です。

ニイハウ島が「禁断の島」とか「秘密の島」などと呼ばれるのは、島全体が私有地だからなのですね。

 

1885年フランシス・シンクレアが撮影したニイハウ島の人々(出展:Wikimedia Commons)

 
ハワイ神話では、火の女神ペレが、ハワイ諸島で最初に定住を試みたのが、ニイハウ島と伝えられています。
ペレは、タヒチ(サモアという説もあります)から、兄弟と共にカヌーでハワイを目指しました。一行は、北西ハワイ諸島のネッカー島を経由して、ニイハウ島に行きました。
でもニイハウ島は、ペレが住めるような環境ではなかったため、ペレはカウアイ島に向かいます。

火の女神ペレが住むには、火口が必要。でもニイハウ島は、穴を掘っても火口は現れなかったのです。

 
※ペレがハワイ島のキラウエアに定住するまでのお話は、こちらもご覧くださいね!
キラウエア火山の火口に現れた「にこちゃんマーク」もご紹介しています(^^)

 

ニイハウ・シェル・レイ(出展:Wikimedia Commons)

 
さて、ニイハウ島で最も有名なのが、ニイハウ島を象徴する”花”と定められている貝、ニイハウ・シェルです。
とても希少な貝で、ダイヤモンドのような高額で取引されてきました。

レイに使われるニイハウ・シェルは、主に「ライキ(お米)」と呼ばれる白い貝「ププ・ケオケオ(白い貝)」です。その他、茶色の模様のある「モミ」、赤い「カヘレラニ」があります。
中でも、ニイハウ島を治めた最初の首長の名を持つ「カヘレラニ」は、最も高価と言われています。

ニイハウ・シェル・レイは、ハワイ王国の王族の女性にも愛用されました。
中でもカメハメハ4世の妃、クイーン・エマや、カラカウア王の妃、クイーン・カピオラニは、ニイハウ・シェル・レイをとても気に入っていて、幾重ものニイハウ・シェル・レイをかけた写真が残っています。

 

ニイハウ・シェル・レイを身につけたクイーン・カピオラニ(出展:Wikimedia Commons)

 

みんな大好きなハワイの島々。その起源や歴史をとおして、自然や文化を大切にする心を受け継いでいきたいですね!

 

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