ハワイの8つの島を象徴する山々は、ハワイの人たちのどんな想いを表しているのだろう?

ハレアカラから望むマウナケア(左)とマウナロア(右)(Photo by Kichiya Suzuki)

あなたは、人から出身地をたずねられた時、何と答えますか?

 
ポリネシアの人々は、自分の出身地を伝えるとき、島の名前ではなく、島を象徴する山の名前を伝えるのだそうです。
たとえば、ハワイ島出身の人は「ハワイ島です」ではなく「マウナケアの島です」と。

自然と共に生きてきた人たちの、自分の出身地に対する誇りや愛情を感じさせてくれる、なんて素敵な答え方なのでしょう!

ハワイの主要8島には、それぞれの島を象徴する山があります。今回は、ハワイの各島を象徴する山をご紹介させていただきます。

それぞれの島に伝わるオリ(チャント)やメレ(歌)の中に、その山の美しさや神々しさを讃え、山への想いを歌ったものが多く存在します。
それらも、順次ご紹介していこうと思っておりますので、お楽しみになさってくださいね!

 

ハワイ島 マウナケアとマウナロア

5つの火山帯から成り立っていて、今なお成長を続けているハワイ島。
マウナケアは、標高4,205m、ハワイ諸島で最も高い山です。
ハワイ語で「白い山」という意味のこの山、冬になると、山頂には雪が降ります。ハワイの雪の女神ポリアフが住む山としても有名です。

マウナロアは、マウナケアの隣にそびえる山で、標高4,169m。
ハワイ語で「長い山」という意味。マウナロアは、地球上で最も体積の大きい山です。
最近では、1984年に噴火した活火山で、今後数年以内に噴火が起きる可能性もあるんですって!

 

パーカー牧場から望むマウナケア(Photo by Kichiya Suzuki)

 

マウイ島 ハレアカラ 

ハレアカラは、標高3,055m
ハワイ語で「太陽の家」という意味のこの山には、半神マウイが、昼間の時間を長くするために、この山の頂上から太陽を捕まえたという伝説が残っています。

 

Photo by Kichiya Suzuki

 

カホオラヴェ島 モアウラヌイ

カホオラヴェ島を象徴する山は、モアウラヌイ 標高452m
カホオラヴェ島は、長年にわたりアメリカ軍の演習が行われてきましたが、2003年、軍からハワイ州に返還されました。
現在は、島の自然を回復させるため、植林など様々な活動が行われています。モアウラヌイの植林も進んでいるそうですが、まだまだ道半ば。
私たちも、カホオラヴェ島が一日も早く元の姿を取り戻すことを願ってやみません。

 

Hinahina in Kahoolawe (Photo by Forest & Kim Starr)

 

ラナイ島 ラナイハレ

ラナイ島を象徴する山は、島の中央部にそびえるラナイハレ 標高1,026m
ラナイ島は、このラナイハレの噴火でできた島です。ラナイハレの頂上から海に向かって、なだらかに下っていく地形をしています。

 

Aerial view of Lanai (Photo by Forest & Kim Starr)

 

モロカイ島 カマコウ

モロカイ島を象徴する山は、カマコウ 標高1,512m
東西に細長い形をしたモロカイ島は、2つの火山活動によってできた島です。カマコウは東側にそびえています。
ちなみに、西側の火山はマウナロアといいます。マウナロアという名前の山は、ハワイ諸島にはたくさんあるんですよ!

 

By Travis.Thurston [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

 

オアフ島 カアラ

オアフ島を象徴する山は、カアラ 標高1,220m。
オアフ島は、西側のワイアナエ火山と東側のコオラウ火山という2つの火山の活動によってできた島です。どちらの火山も活動は終わっていて、風雨による浸食と沈下によって、高い山はなくなり、ワイアナエ山脈とコオラウ山脈になっていきました。
カアラは、西側のワイアナエ山脈の最高峰です。
カアラには、カイオナというとても美しく優しい女神が住んでいると言われています。山で道に迷った人がいると、オオグンカンドリを使わして、道案内をしてくれるのだとか。

 

カアラ(出展:Wikimedia Commons)

 

カウアイ島 ワイアレアレ

カウアイ島を象徴する山は、島の中央部にそびえるワイアレアレ 標高1,544m
ハワイ語で「あふれる水」という意味の通り、ワイアレアレ一帯は、世界的にも非常に雨の多い地域のひとつとされています。

 

Photo by rjones0856 (originally posted to Flickr as Mt. Waialeale) [CC BY 2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons)
 

 

ニイハウ島 カエオ

ニイハウ島を象徴する山は、カエオ 標高わずか313m
ハワイ諸島で最も古い島であるニイハウ島に、高い山はありません。
島全体が私有地のニイハウ島。公にされている情報はとても少ないのですが、ニイハウ島に伝わるオリ(チャント)やメレ(歌)の中で、カエオは、”ニイハウ島で美しくそびえる”と描写されています。
決して高い山ではないけれど、近代的な建物などに邪魔されない、ありのままの自然に近い、美しい姿が想像できますね。

 

私たちの国、日本の山といえば・・・

次の機会に「どちらの出身ですか?」と尋ねられたら、「富士山の国です」と答えてみようと思います。
そこからどんどん会話が広がっていきそうな、楽しい予感がしませんか?

 

Photo by MUSBIC

 
※ハワイの島々を象徴する花についてご紹介しております、こちらの記事も是非ご覧くださいね。

自然や文化、そして故郷を大切にする心、伝え残していきたいですね。ムスビックは美しい自然や文化の伝承を応援します!

 

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