
「キング・カメハメハ・フラ・コンペティション」ハワイ統一を達成したカメハメハ大王を讃えるフラダンス競技会
6月11日は、キング・カメハメハ・デー!
ハワイを統一したカメハメハ大王の功績を讃える、ハワイ州の祝日です。
カメハメハ大王は、英国のキャプテン・ジェームズ・クックがハワイ諸島を”発見”した時、20歳くらいだったと推測されています。非常に頭の良い青年で、あっという間に英語を習得したと言われています。
クックと共にハワイを訪れた、ジョージ・バンクーバー、デービス、ヤングといった英国人から、国の統治や欧米の戦闘術を学んだカメハメハ大王は、その英知を活用して、ハワイ統一を達成したのだとか。
※カメハメハ大王のお話は、こちらもご覧くださいね!

カメハメハ大王の肖像(出展:Wikimedia Commons)
キング・カメハメハ・デーのお祝い
キング・カメハメハ・デーは、1871年に、カメハメハ大王の孫であるカメハメハ5世によって、定められ、その翌年から実施されています。
1959年、ハワイがアメリカ合衆国の50番目の州になったときに、最初に制定された州の祝日のひとつでもあります。
この日は、ハワイ各島で、カメハメハ大王を讃えるパレードやホオラウレア(パーティとか祝宴といった意味)が行われます。
オアフ島では、ダウンタウンにあるカメハメハ大王像に、クレーンを使って、7メートルもあるレイを献花するという、盛大なセレモニーも行われます。
19世紀のキング・カメハメハ・デーでは、徒競走や競馬、自転車レースなども行われていたんですって!
7メートルのレイをかけたカメハメハ大王像(2016年の写真です)

By Mark Miller [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons
華やかなキング・カメハメハ・デーのパレード(2016年の写真です)

By Mark Miller [CC BY-SA 4.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], via Wikimedia Commons
キング・カメハメハ・フラ・コンペティション
キング・カメハメハ・デー最大のイベントともいえるのが、ホノルルのニール S. ブライスデル・センターで開催されるキング・カメハメハ・フラ・コンペティションです。
イースターの時期にハワイ島で行われる、カラカウア王を讃えるメリーモナーク・フェスティバルとともに、フラダンスの2大競技会とも言われる、大きなフラダンス競技会です。
メリーモナーク・フェスティバルは、参加資格はハワイ所在のフラ・ハラウ(フラダンス教室)に限られます。私たち日本人が出場したい場合は、ハワイのフラ・ハラウに入らなければなりません。
一方、キング・カメハメハ・フラ・コンペティションは、世界中から参加者が集まる、国際大会です。
日本では、毎年11月に日本国内予選が行われ、ハワイ本戦への出場権を争います。私たち日本人にとっては、メリーモナーク・フェスティバルよりも、より実現可能な目標ともいえます。

© CC BY-SA Thomas Tunsch via Wikimedia Commons
競技は、カヒコ(古典フラ)とアウアナ(近代フラ)を、カネ(男性)とワヒネ(女性)に分かれて競うほか、クプナ(45歳以上)の部門やオリ(チャント)の部門もあります。
みんな大好きなハワイ!その歴史や伝統をとおして、自然や文化を大切にする心を受け継いでいきたいですね!
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
MUSBIC公式 Facebook ページ
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。