マウイ島　ハワイ諸島で唯一！神様の名前がついたマジックアイランド

“ʻO Maui o nā Hono o Piʻilani, Maui nō ka ʻoi”
「いくつもの湾が連なるピイラニ王の島、マウイは素晴らしい」

豊かな自然と歴史を持つマウイ島は、ハワイの人たちから「渓谷の島」、「魔法の島」などと 呼ばれています。
マウイ島は、ハワイ諸島で2番目に大きな島です。もともと2つの島だったのが、ハレアカラが噴火した時に流れ出た溶岩によって、１つの島になったと言われています。

※ピイラニは16世紀にマウイを統一した人物で、今も偉大なるマウイの王として語り継がれている首長です。

マウイ島の衛星画像・左下はカホオラヴェ島(Via Wikimedia Commons)

ハワイ王国統一の足掛かりとなったマウイ島

1790年、カメハメハ大王は、イアオ渓谷、ケパニヴァイの戦いに勝利してマウイを征服、ハワイ統一への足がかりとしました。
カメハメハ大王は、1795年にハワイ王国の建国を宣言し、1810年には全ハワイ諸島統一を達成しました。
マウイ島の古都ラハイナは、1845年にホノルルに遷都するまで、ハワイ王国の首都だった町です。当時、世界的に盛んだった捕鯨の中心地でもありました。ピーク時には、1シーズンに400もの捕鯨船が出入りをしていたそうです！

イアオ渓谷(Photo by Kichiya)

マウイ島の名前の由来、半神マウイのお話

マウイ島の名前は、半神マウイにちなんでいます。マウイ島は、ハワイ諸島で唯一、神様の名前がついた島なんです！
半神マウイは、ハワイだけでなく、ポリネシア全域の神話に登場する英雄です。

「魔法の釣り針」と呼ばれる、特別な釣り針を持っていた半神マウイ。
伝説によると、天を持ち上げたり、人々のために火を手に入れたり、ハレアカラの頂上から太陽を捕まえて昼間の時間をのばしたり、船のために追い風を吹かせたり、島を釣り上げたり・・・なんてお話がたくさん残っています。

そんなマウイが登場するディズニー映画『モアナと伝説の海』、もうご覧になりましたか？
こちらの動画は、『モアナと伝説の海』から、マウイのテーマ曲『You’re Welcome』です。
「マウイが私たち人間のためにやってくれたことって、本当にすごい！ありがとう！」「いえいえ、どういたしまして！」と、マウイが自分で言っちゃうからウソっぽいけど、本当なんですよ！

 
みんな大好きなハワイの島々。その起源や歴史をとおして、自然や文化を大切にする心を受け継いでいきたいですね！

 
こちらの記事は、マウイ島を舞台にした素敵なハワイアン・ソング「Ka Makani Ka’ili Aloha(カ・マカニ・カイリ・アロハ)」をご紹介しております。

Makaniはハワイ語で「風」、Ka’iliは「奪う、強奪する」
「Ka Makani Ka’ili Aloha(カ・マカニ・カイリ・アロハ)」、この歌のタイトルを直訳すると「愛を奪う風」といった意味になります。愛を奪う風って、一体どんな風なんでしょうね？

情報源: フラダンサーの定番、美しくて切ない愛の歌「Ka Makani Ka’ili Aloha(カ・マカニ・カイリ・アロハ)」 ⋆ MUSBIC/ムスビック

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