ハワイアン・ソング『Po La’ila’i(ポーライライ)』~月が輝く静かな夜、あなたと一緒にお散歩しましょう♪
幸せは、はるか彼方ではなく目の前に、手の届くところにある・・・
『Po La’ila’i(ポーライライ)』は、そんな大切なことに気づかせてくれるハワイアン・ソング、そしてフラダンスを習う人にとっては、基本的なハンドモーションをたくさん練習できるメレ(歌)でもあります。
歌詞から伝わってくる幸せな光景
ハワイアン・ソングのテーマは、美しいもの、愛しいものが多いのが特徴と言われます。
穏やかな月明かり
ほのかに漂ってくる花の香り
誰かが奏でているウクレレの音
星の瞬きのような街の灯り
『Po La’ila’i(ポーライライ)』に登場する光景は、ハワイの人たちにとっては、ごく普通の夜の風景みたいです。大好きな人とお散歩したら、幸せも倍増しそうですね!
名曲を生み出した二人の偉大な女性たち
『Po La’ila’i(ポーライライ)』の作詞は、メアリー・カヴェナ・プクイ、作曲はマディ・ラム。
『Po La’ila’i(ポーライライ)』は、ハワイアン・ミュージック史上に燦然と輝く、二人の偉大な女性たちによって生み出されました。
メアリー・カヴェナ・プクイ(1895~1986)は、ハワイ王国の終焉という激動の時代に生まれ、ハワイ語が禁じられた時代に育ちました。ハワイ語やハワイ文化の保存と伝承に生涯を奉げた女性です。ハワイ語の辞書『Hawaiian Dictionary』をはじめ、ハワイ語の格言や地名辞典などを編纂、また150曲以上の作詞を行ないました。
マディ・ラム(1910~1985)は、1900年代のハワイを代表する作曲家、作詞家であり、ピアニスト、シンガーでもありました。カヴェナとのコンビで25曲を作曲し、多くの大ヒット曲を生み出しました。
フラダンスのレッスンに最適!
『Po La’ila’i(ポーライライ)』の歌詞には、月、花、甘い香り、優しい風、星、あなたと私・・・などなど、フラダンスの基本的なハンドモーションがたくさん登場します。そのためでしょうか、多くのフラ・ハラウ(フラダンス教室)で、必ずレッスンする曲のひとつにあげられています。
ハワイを代表する”歌姫”のひとり、ライアテア・ヘルムの歌う『Po La’ila’i(ポーライライ)』をご紹介いたします。収録は、オアフ島コ・オリナのフォーシーズンス・リゾートで行われたそうです。画面の後ろに広がる海とヤシの木、そしてライアテアの美しい歌声をお楽しみくださいね。
『Po La’ila’i(ポーライライ)』は、ライアテア・ヘルムのアルバム『Far Away Heaven』に収録されています。
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
MUSBIC公式 Facebook ページ
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