「TUAHINE(トゥアヒネ)」オアフ島マノアに降る霧雨の美しさ、温かさを伝える、優しく切ないハワイアン・ソング
そこに降る心地良い雨と美しい虹で有名な場所、オアフ島のホノルル東部・コオラウ山脈の南東に広がるマノアの谷。
北東から吹き付ける貿易風が、コオラウ山脈にぶつかり、マノアに多くの雨を降らせます。
ハワイには、雨を表す言葉がたくさんありますが、マノアの谷に降る霧雨は、”トゥアヒネ(Tuahine)”と呼ばれます。トゥアヒネは、マノアに降る雨の女神の名前でもあります。
今回ご紹介いたします「トゥアヒネ(Tuahine)」は、マノアに降る雨をテーマにしたハワイアン・ソングです。
マノアの雨と虹の悲しい伝説
昔々、マノアに美しいプリンセスがいました。その名はカハラオプナといいます。カハラオプナの父はマノアに吹く風の神、母はマノアに降る雨の女神トゥアヒネです。そして、カハラオプナには、許婚のカウヒというプリンスがいました。
あるとき、カハラオプナに横恋慕した男性がカウヒに、カハラオプナが浮気をしたと嘘を吹き込みます。怒りに燃えたカウヒは、なんとカハラオプナを殺してしまいます。
これを見た、白いフクロウの姿をした、カハラオプナのアウマクア(守護神)プエオが、カハラオプナを蘇らせます。
でも、怒りの収まらないカウヒはまた彼女を殺します。それをプエオが蘇生し・・・という攻防が何度も繰り返された後、とうとうカハラオプナは、プエオにも助けられなくなり、マノアの空にかかる虹となってしまいました。
カウヒは二度と過ちを犯さないよう、丘に姿を変えられ、永遠に美しい虹を見上げることしかできなくなったといいます。
マノアに降る霧雨は、娘を失った母トゥアヒネの涙とも、また愛する娘を守る母親のように、マノアに安らぎをもたらすものとも言われます。
HAPAの「TUAHINE(トゥアヒネ)」
ハワイアン・ミュージック界を代表するグループのひとつ、HAPAが2013年に発表したアルバム「TUAHINE(トゥアヒネ)」のタイトルソング、「TUAHINE(トゥアヒネ)」の動画をご紹介します。
フラダンサーに大人気!マノアの雨と虹の伝説にインスパイアされた、とても美しいナンバーです。
美しいフラダンスを披露しているのは、2006年のミス・ハワイUSAで、現在はHAPAの専属ダンサーとして活躍していらっしゃるラダーシャ・ホオフリさんです。
字幕で、マノアの雨と虹の伝説について表示されています。そちらも合わせてお楽しみくださいね。
※HAPAのアルバム「TUAHINE(トゥアヒネ)」はこちらです。
マノアにあるハワイ大学付属のハロルドLライアン研修林。ワイキキから車で約15分で、マノアの大自然を楽しめるスポットです。
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
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