「Honukea:Ka Honu Nui O Moloka’i」海の守り神ウミガメ(ホヌ)の産卵と人々との関わりをテーマにしたカヒコ(古典フラ)
人と自然が共存していた古代。ハワイの人々は、ウミガメ(ハワイ語で「ホヌ」)を、幸運を運んでくれる海の守護神「アウマクア」と考え、とても大切にしてきました。ハワイには、ウミガメが子供の身代わりになって、子供たちをサメから守ったとか、サーファーをサメから守ってくれる、といった言い伝えがあるんですって!
世界最高峰のフラダンス競技会、メリーモナーク・フェスティバル、2016年の団体カヒコ(古典フラ)部門で、ウミガメをテーマにした演舞を披露したチームが優勝しました。
メリーモナーク・フェスティバルは、ハワイ島ヒロで、毎年4月、イースター(復活祭)の時期に開催されます。カヒコ(古典フラ)は、打楽器とチャントに合わせて踊る、伝統的で神聖なフラダンスです。
メリーモナーク・フェスティバルの団体カヒコ(古典フラ)部門は、各グループの持ち時間7分の中で、オリ(チャント、詠唱)、カイ(入場の踊り)、メレ(演舞曲)、ホイ(退場の踊り)という、4つのパートを演技して競います。
メレ(演舞曲)は「Honukea:Ka Honu Nui O Moloka’i」 ホヌケアという、モロカイ島のペレクヌという場所に棲む、大きな白いウミガメのお話です。
ホヌケアは、産卵の時期に ペレクヌに戻ってきます。ホヌケアが、無事に産卵場所にたどり着けるように、ペレクヌの人々が手助けをして、ホヌケアは無事に卵を産むことができたという、古代の人々と自然が共存していたことをイメージさせるお話なのです。
白いウミガメに合わせた、白い衣装に、亀甲柄のスカートという衣装も印象的でした。
彼女たちは「イリイリ」という打楽器を使用しています。イリイリは2個で1組、それをカスタネットのように合わせて音を出すので、別名ハワイアン・カスタネットと言われます。イリイリは、両手に持って踊ることが多いのですが、このグループは珍しく1組使いなんですよ!
ゆっくり鑑賞されたい方は、公式DVDをご購入なさってくださいね。手に入りにくくなっていますので、お早めに!
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
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