ヌウアヌ・パリ ハワイ アヒヒ・レフア

フラダンサーに大人気!ジョシュ・タトフィが歌う「Pua Ahihi(プア・アヒヒ)」は名曲「Pua Lililefa(プア・リリレフア)」の前日譚だった!

フラダンサーに大人気のハワイアン・ミュージシャン、ジョシュ・タトフィから素敵な歌のプレゼント!
「Pua Ahihi(プア・アヒヒ)」をご紹介いたします。
愛する人をアヒヒ・レフアの花に例えて歌い上げた、美しいラブソングです。

そこには、フラダンサー憧れの名曲「Pua Lililehua(プア・リリレフア)」につながる、甘く切ないエピソードが隠されていました。
 

アヒヒ アヒヒ・レフア ハワイの花

「Pua Ahihi(プア・アヒヒ)」に登場するアヒヒ・レフアの花(出典:David Eickhoff from Pearl City, Hawaii, USA, CC BY 2.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/2.0>, via Wikimedia Commons)

 
☆アヒヒ・レフアはオヒア・レフアの近隣種で、コオラウ山脈のヌウアヌ地域などオアフ島の一部にのみ生息しているハワイ固有植物【エンデミック】です。リリウオカラニ女王の作品で、ハワイで最も有名な楽曲「アロハ・オエ」の歌詞にも登場します。

 

「Pua Ahihi(プア・アヒヒ)」の作詞はメアリー・カヴェナ・プクイ、作曲はマディ・ラム。1950年に作られました。
カヴェナは、マディ・ラムから作詞を依頼された美しいメロディに、オアフ島・ヌウアヌ渓谷の西にそびえる峰ラニフリに咲く花レフア・アヒヒに、愛する人への想いを重ねた歌詞をつけました。

マディ・ラムはこの歌を、偉大なクム・フラ(フラダンスの先生)、アンティ・マイキことマイキ・アイウに恋をした、友人のミュージシャン、カハウアヌ・レイクにプレゼントし、マイキに歌のプレゼントをするように勧めたと言われています。

「Pua Ahihi(プア・アヒヒ)」は、1964年に発表された、カハウアヌ・レイク・トリオのデビューアルバム「ハワイアン・スタイル」に収録され、彼らのトレードマークともいえる歌となりました。

 

ジョシュ・タトフィの歌う「Pua Ahihi(プア・アヒヒ)」の動画をご紹介いたします。素敵なフラダンスとともにお楽しみくださいね!

 

 

☆メアリー・カヴェナ・プクイ(1895~1986)は、ハワイ語やハワイ文化の保存に生涯を奉げた女性です。ハワイ語の辞書『Hawaiian Dictionary』の著者であり、ハワイ語の格言集や地名辞典などを編纂しました。さらにカヴェナは150曲以上の作詞も行なっています。
カヴェナの尽力は、1970年代に始まったハワイ文化復興運動、”ハワイアン・ルネッサンス”に受け継がれていきました。

 
☆今やハワイアン・ミュージックの定番のひとつでもある「Pua Ahihi(プア・アヒヒ)」は、ホノルル・マガジンが2007年に選出した「ハワイ史上最も偉大な50曲」でも12位にランクインしています。
 

☆カハウアヌ・レイクの恋心は「Pua Lililehua(プア・リリレフア)」に続きます。


フラダンスを習い始めたら、どこかのタイミングで、必ずと言ってよいほど練習する、ハワイアンソングがあります。今回ご紹介する「Pua Lililehua(プア・リリレフア)」もそのひとつ。愛する人に捧げた、切ない想いを綴ったラブソングです。

情報源: 「Pua Lililehua(プア・リリレフア)」~フラダンサーの定番!愛する人に捧げる切ない想いを歌に込めて ⋆ MUSBIC/ムスビック

 

フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。

ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。

情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック

 

☆アヒヒ・レフアは、現在絶滅危惧種に指定されています。ハワイの文化とともに、大切な自然も、未来に伝え残していきたいものですね。

 

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