「Pua Lililehua(プア・リリレフア)」~フラダンサーの定番!愛する人に捧げる切ない想いを歌に込めて

リリレフア(サルビア)の花

フラダンスを習い始めたら、どこかのタイミングで、必ずと言ってよいほど練習する、ハワイアンソングがあります。
今回ご紹介する「Pua Lililehua(プア・リリレフア)」もそのひとつ。愛する人に捧げた、切ない想いを綴ったラブソングです。

 

「Pua Lililehua(プア・リリレフア)」は、作詞メリー・カヴェナ・プクイ、作曲カハウアヌ・レイク。1965年に発表されました。

1960年代のハワイアン・ミュージック界をリードしていたカハウアヌ・レイク・トリオの中心メンバー、カハウアヌ・レイク(1932-2011)が、偉大なクム・フラ(フラダンスの先生)で、「フラの母」とも呼ばれるアンティ・マイキこと、マイキ・アイウ・レイク(1925ー1984)に捧げた愛の歌です。
歌詞は、カハウアヌから、マイキへの恋心を相談された、メリー・カヴェナ・プクイが付けました。

タイトルの「リリレフア」とは、サルビアの花のハワイ語名で、ハワイ・オアフ島にそびえるコオラウ山脈の南側、パロロの谷に降る、優しい雨の名前でもあります。

メリー・カヴェナ・プクイは、作詞を頼まれたとき、パロロに伝わるモオ(オオトカゲ)の悲しい恋の伝説を思い起こしたそうです。

 

パロロに住むモオ(オオトカゲ)のパホアは、リリレフアという名の美しい女性に恋をしました。
でもパホアの想いはかなわず、リリレフアは別の男性と結ばれます。
パホアはとても傷つきましたが、リリレフアの幸せを願って、彼女をあきらめるのです。

 
この曲が発表された当時、マイキ・アイウは、既に高名なクム・フラである一方、2度の結婚歴があり、7人のお子さんを持つお母さんでした。カハウアヌ・レイクも、ハワイアン・ミュージシャンとして、成功を収めていました。
有名人同士だからこそ、手が届きそうで届かないという切ない想いが、そこにあったのではないかと、想像してしまいますね。

歌詞の中には、マイキや子供たちと愛で固く結ばれて、ゆるんだりすることなく、ずっと一緒にいられますように、というカハウアヌの祈りが込められています。

 

 

「Pua Lililehua(プア・リリレフア)」が発表された後、1972年にカハウアヌとマイキは結婚しました。
カハウアヌは想いを遂げ、マイキはやっと幸せな家庭を手に入れたのです。

 

✩「Pua Lililehua(プア・リリレフア)」は、カハウアヌ・レイク・トリオの2枚目のアルバム『カハウアヌ・レイク・トリオ・アット・ザ・ハレクラニ・ホテル』に収録されていました。今は、こちらのオムニバス盤で聴くことができます。

 

 

※ フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。

※ ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。

 

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