
地引由美さんのフレグランス入門③ ~人生の主役はあなた。高価な香水に負けない人生を!
香りの世界では「十人十香」という言葉があります。人それぞれ、同じ香水をつけても違う香り方となるのが、香水のおもしろさです。
地引由美著『パーソナルフレグランス 愛される香水選びのルール』(講談社)より
香りのおしゃれは、人生を豊かにし、あなたの背中をそっと押して、ワンランク上の夢や目標にぐいっと近づけてくれます。
香り、そして香りをまとう人々への、深い愛情を持つ地引由美さん。主宰していらっしゃる「STYLE ET PARFAN(スティル・エ・パルファン)」では、正しい香水の選び方やまとい方をお伝えし、受講する方たちが、より豊かな人生を手に入れられるよう、お手伝いをしていらっしゃいます。
地引由美さんの人生は、幼いころから香りと共にありました。香水を愛するお母様や叔母様、クラシック・バレエの先生たちの影響で、香りの世界に、強く惹かれていらっしゃったそうです。
香水に関する様々な文献を読み、香りを実際に試し、香りに関する造詣を深めていく、という少女時代を過ごした地引由美さん。大人になってからは、クラシック・バレエの教師を経て、香水業界に入られました。
運命の香水「1000(ミル)」との出会い
香水業界に入られた頃に出会った、地引由美さんにとって“運命の香水”がジャン・パトゥの「1000(ミル)」です。
数字だけというシンプルな名前には、「1000人の女性がいたら、1000通りの香りがある」「1000の香りをまとうと、千夜一夜物語のように、様々な物語を体験できる」というメッセージが込められています。
メインとなる香りは、ほんの一時期しか咲かないために「黄金の花」とも呼ばれる、中国のキンモクセイ。これに、ローズやジャスミンなどが組み合わされ、神秘的な香りの世界を作り出しています。
「1000(ミル)」は、1972年に発表されて以来、長年にわたり、”世界で最も高価な香水“だったのだとか。
地引由美さんは、香水業界でのキャリアをスタートした時、先輩から「1000(ミル)」のサンプルボトルを1本手渡されて、
「研修期間中、毎日欠かさず「1000(ミル)」をまとって出社するように」
と言われたそうです。
世界一高価な香水をまとうのにふさわしい女性になれるのか!?
人生で最初の、大きなチャレンジだったそうです。

1000(ミル)
晴れた日、雨の日、風の強い日、蒸し暑い日。元気な日も、風邪気味で体調が悪い日も。地引由美さんは、毎日「1000(ミル)」をまといました。
その結果気づいたことは、同じ香水で、同じ人がつけているのに、お天気やその日の体調によって、香り方が全く異なることでした。
地引由美さんにとって「1000(ミル)」は、香水の世界の奥深さを、あらためて体感できたと同時に、
どんなに高価な香水でも、香水に負けてはいけない
自分をしっかり確立させていかなければ!
と、決意を新たにさせてくれた、とても思い出深い香水なのだとか。まさに”運命の香水”なんですね!
今、地引由美さんは、もっと多くの人たちに、上手に香りのおしゃれを楽しめるようになっていただきたい、と活動をしていらっしゃいます。
香りのおしゃれを通して、ワンランク上の人生を目指したい人たちから、圧倒的な支持を集めていらっしゃる地引由美さん。その理由は、ご自身の実体験からの学びを伝えていらっしゃるからなんですね!
☆地引由美さんについて☆

地引由美さん
地引由美さんは、香水業界で20年に渡る経験を持つ、香りのスペシャリスト。
”スティル エ パルファン”主宰、および、”ラ コゼット パフュメ”オーガナイザー。香水の都、南フランス・グラースの” 香りの親善大使”でもいらっしゃいます。
これまでに、15,000人以上の方に「パーソナルフレグランス(似合う香り)」を診断してこられたご経験をいかし、現在は、香水学講師、香水に関する記事の執筆や監修、トークイベントやセミナーの開催など、多岐にわたりご活躍中です。
著書に『パーソナルフレグランス 愛される香水選びのルール』、監訳書に『ル・パルファン―時代をいろどる香りとミューズたち』
スティル エ パルファンのサイトはこちらから
ラ コゼット パフュメのサイトはこちらから
☆関連記事のご紹介☆
香水にこめられた”ストーリー”を探求するお話。こちらの記事も是非ご覧くださいね。
香水はテーマを持っています。香りだけでなく、名前、メインとなる花、そしてミューズと呼ばれる、香水のイメージを表現する女性のトータルで、ストーリーが語られます。
あなたの魅力を引き出す、あなたのための香水を探す ・・・そんなときは、香水にこめられた”ストーリー”を探求してみてはいかがでしょう?
情報源: 地引由美さんのフレグランス入門② ~幸せになる香水探しのヒント「香水のストーリー」とは?
MUSBIC公式 Facebook ページ
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。