ピアノ ピアノeコンクール StayHome

新時代に向けて、オンラインによるピアノ・コンクール「全日本ピアノeコンクール」始動!

StayHome-新型コロナウィルスの世界的な蔓延を受けて、私たちは新しいライフスタイルを模索することになりました。ピアノ・コンクールの世界も例外ではありません。
そんな中、新しい時代に向けて、新しいかたちのピアノ・コンクールが立ち上がりました。全国規模で行われるオンライン・ピアノコンクール「全日本ピアノeコンクール」です。

ピアノ・コンクールの相次ぐ中止で、コンクールを目指して頑張ってきた人たちにとっては、目標喪失の危機!
この危機をチャンスにしよう!と、狼煙を上げたのが「全日本ピアノeコンクール」です。

 
全日本ピアノeコンクール実行委員会、代表の高木敏郎さんにお話を伺いました。12歳になる高木さんのお嬢さんも、ピアノ・コンクールを目指して、ずっと頑張っていらっしゃるお1人です。

 

ピアノeコンクール オンライン・ピアノコンクール 高木敏郎

「全日本ピアノeコンクール」への抱負を語る高木敏郎さん

 

オンライン・ピアノコンクールの企画について

オンラインで行うピアノコンクールの企画は、ずっとイメージしていました。
僕自身は、小学生の頃に3年間だけピアノ教室に通ったことがありますが、今では一切演奏できません。娘がピアノ・コンクールに出場するようになり、いろんな疑問が出てきました。毎日何時間も練習しているのに、披露する場が少ないことや、素人にわかりづらい採点基準についてなどです。

小学生でピアノを習っている人口は、約40万人と言われています。野球(12万人)、サッカー(30万人)と比べても、人気が高い一方で、中学・高校になると一気に減ってしまう傾向にあります。将来ピアニストを目指そうという人は、ごくわずかになってしまいます。
僕のように、幼少期にピアノを習っていても、楽しみ方もわからないうちにやめてしまう人が多いんですね。

より多くの人が、音楽を生涯学習として継続しやすい社会にしたいです。「全日本ピアノeコンクール」が、その一助になればと思っています。

 

ピアノの演奏は、”芸(げい)”のひとつです。

芸とは、修練して身に着けた技能のこと。古来「芸は身を助ける」なんて言いますが、芸には、人に見てもらう”場”が必要です。芸は、場があってこそ磨かれるのではないかと思っています。
場は、多いほど良い。既存のコンクールにとって代わるのではなく、場を増やすことで、より多くのチャンスを提供したいと考えています。

『〇〇甲子園』というのは、真似っぽくて名乗りたくないけれど、甲子園にも、野球の上手な子供たちが、より多くの人に見てために頑張っている、”場”としての側面がありますよね。母校や郷土の代表としてだけでなく、プロ野球や大学野球のスカウトなどです。それで将来が開けてくる。
多くのプレイヤーがいて、多くの応援者がいる、そんな場を作ることが理想ですね。

新型コロナウィルスは、確かにひとつのきっかけになりました。
安全性の対策だけではなく、演奏者や指導者の方たちに、少しでもお役に立てるようにがんばります。

 

✩全日本ピアノeコンクール開催概要✩

【日程】
6月1日(月)~7月20日(月) 演奏動画受付
8月5日(水) 予選結果発表
9月19日(土)・20日(日) 本選
9月26日(土) 本選結果発表

【参加資格】
※2020年4月2日の時点で下記の資格を満たしている方
A級 小学1~3年生
B級 小学4~6年生
C級 中学生
D級 高校生
E級 大学生
F級 一般

 
エントリー方法、参加費用など、詳細は公式ページをご確認ください。

 

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