ハワイの大切な教えを日本で伝承~全日本フラ選手権に行ってきた!
フラダンスの競技会って何?
何のために存在するの?
みんな、何を目指して競技会の舞台に立つのかしら?
そんな疑問を持つ方、多いのではないでしょうか?実は、私もその一人です。
答えを探しに、全日本フラ選手権に行ってまいりました。
その日の様子を、少しお伝えさせていただきます。
ハワイで古くから伝わる教えに、E kūlia i ka nu’u(エ・クーリア・イ・カ・ヌウ)という言葉があります。
「頂点を極めるために全力を尽くしなさい。」という意味で、カラカウア王の王妃、クイーン・カピオラニがモットーとしていたと言われています。
競技会に出場するフラ・ハラウ(フラダンス教室)の皆さんは、長い時間をかけて、レッスンに励み、衣装や装飾品などの準備をします。その全てが、E kūlia i ka nu’u(エ・クーリア・イ・カ・ヌウ)なのですね!
全日本フラ選手権では、年齢別にソロ、グループのカテゴリーに分かれて競います。
持ち時間は7分。その中で、みなさんは日頃の練習の成果を披露します。
各チームのみなさん、それぞれに趣向を凝らした素晴らしい演舞を披露なさって、客席で拝見していると、7分間という時間は、あっという間に過ぎていきました!
審査員は、本場ハワイから、著名なクム・フラ(フラダンスの先生)がいらっしゃいます。
2018年は、世界最高峰のフラダンス競技会、メリーモナーク・フェスティバルの常連チーム、カヴァイリウラーを率いていらっしゃる、チンキー・マホエさん、ハワイ大学ハワイ専門学の教授、タウポーウリ・タンガロー博士、ハワイの名門ハラウの一角、ハラウ・ナー・プアレイ・オ・リコレフアを率いていらっしゃるニウリイ・ハイネさんという、3名の審査員が登場しました。
審査の基準は、踊りや歌の技術に加えて、歌の内容、ひいてはハワイの文化への理解度が、重要なポイントになります。髪型や衣装も、重要な要素です。
出場チームが登場するときには、司会の方が、歌の内容やテーマなども、ご紹介してくださいます。
客席で拝見するときに、とても参考になりました。
1日観戦させていただいた後の、正直な感想は、
「みんなすごい!」
これに尽きる気がいたしました(#^^#)
競技会ですので、審査員によってスコアがつけられ、結果として順位はつきます。
でもそれを、他人と比べた”優劣”と考えてはいけないのだと感じました。
何が良かったか、何が課題かを明確にしていただいた、と考えることがダイジ。良かったところには自信を持つ!ダメだったところは、次の目標にする!
そう、目標が明確になるんですね。
何事も、結果を出すこともダイジですが、結果を出すために努力すること自体が、とても意義のあること。
クイーン・カピオラニがモットーにしていたという、E kūlia i ka nu’u(エ・クリーア・イ・カ・ヌウ)という言葉は、そのことを伝えているんだな、と強く感じさせていただいた、全日本フラ選手権観戦でした。
出場チームのみなさま、本当にとっても素敵でした。
入賞チームのみなさま、おめでとうございます!
惜しくも入賞を逃したチームのみなさまも、次に向かって、さらなる飛躍をお祈りします!
※こちらの記事では、東京・立川のフラダンス教室、カレイヒイマクアの皆さんの、全日本フラ選手権への挑戦をご紹介しております。是非ご覧くださいね。
ハワイのクム・フラ(フラダンスの先生)、ポーマイカイ・クルガーさんの直接指導を受けられるフラダンス教室、東京・立川のカレイヒイマクア。 2018年は、カレイヒイマクアのみなさんにとって、大きなチャレンジの年になりました!
情報源: その舞台に立つことに意義がある!~カレイヒイマクア、全日本フラ選手権への挑戦
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
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