カレイヒイマクアのフラ・コンペティション挑戦記③~生花のレイでハワイの人たちの心を表現!
ハワイの文化としてのフラダンス、特にカヒコ(古典フラ)をきちんと習いたい人必見!
日本にいながらにして、ハワイのクム・フラ(フラダンスの先生)、ポーマイカイ・クルガーさんの直接指導を受けることができる、東京・立川のフラダンス教室、カレイヒイマクア。
2018年6月2日(土)に開催された「クー・マイ・カ・フラ・ジャパン2018」という、フラ・コンペティション(フラダンス競技会)では、ワヒネ・カヒコ・グループ部門優勝という素晴らしい結果を残しました。おめでとうございます!
カレイヒイマクアの競技会への挑戦、今回は、フラダンスに欠かせない装飾品で、教室名※にも含まれている”レイ”についてご紹介させていただきます。
※教室名の「カレイヒイマクア(Kaleihi’imakua)」とは、「親に抱っこされたレイ」という意味のハワイ語です。
クー・マイ・カ・フラ・ジャパンで求められるのは、踊りだけではありません。
ハワイの文化への理解や愛情も、審査対象です。
フラダンスにおいて、衣装や装飾品は、歌の内容を表現するため、とても重要なもの。どんな衣装やお花を選ぶかは、歌の理解、つまりハワイの文化への理解を表すことにもなります。
特にレイは、ハワイの文化を象徴する存在です。
森の植物で身を飾ることによって、フラダンサーは身を清められ、マナ(聖なる力)を授かると言われています。
もともとは、フラダンサーが自ら森に入り、必要な分だけ花や葉を集め、レイを手作りしてきました。花を摘む前や、レイとして使用した後には、フラダンスの守護神ラカに祈りを捧げます。
この一連の作業や祈りは、全て、自分たちが自然とつながっていることを感じるために、今も大事に守られている、ハワイの伝統でもあるのです。
クー・マイ・カ・フラ・ジャパンでは、造花のレイの使用が認められていません。
どのようなレイを用意するか、各チーム工夫していらっしゃるのがわかります。 それぞれご自分たちが踊る曲に合わせた、素敵な衣装をまとい、レイで身を飾っていらっしゃいました。
カレイヒイマクアでは、以前、ハワイのシダを空輸したこともありましたが、お金がかかる上、日持ちしないため、届いたときには半分がダメになっていた、という苦い経験があるそうです。
カレイヒイマクアの主宰者で、ポーマイカイ・クルガーさんのアラカイ、リカさんは、悩んだ末に、ふたつの方法を取り入れました。
ひとつめは、リカさんのご実家、群馬の山にシダを植えることでした。
日本の気候・風土に合い、レイとしても使いやすいシダを調べ、自ら育てることにしたのです。
もうひとつがツツジの葉です。
古くから日本に自生する低木で、初夏に華やかな花を咲かせるツツジは、近隣のお庭や公園など、いたるところにあります。
きちんとお願いすると、葉を分けていただけることがわかりました。
みなさん、お金をかけて剪定をしていることもあって、事情をお話してご相談をすると、ご協力いただけるのだとか。
自分で育てる。身近にある花や葉を選んで大切に使う。これもまたハワイの心。
(ポーマイカイ・クルガーさん)
カレイヒイマクアのみなさんは、こうして材料を手に入れ、自分たちで手作りしたレイで身を飾り、素晴らしい演舞を披露しました。
舞台での素晴らしい演舞の影には、みなさんの心の込もった準備があったのですね!
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フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
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