あこがれのハワイの結婚式!「The Hawaiian Wedding Song(Ke Kali Nei Au)」の歴史的な背景とは?

結婚式を挙げたい場所の人気No.1のハワイ。アロハ・スピリッツに満ちたハワイの結婚式は、誰もが憧れますよね!
そんなハワイの結婚式で、必ずと言ってよいほど演奏される歌があります。
「The Hawaiian Wedding Song(ハワイの結婚の唄)」。アンディ・ウィリアムズの歌や、エルビス・プレスリー主演の映画「ブルー・ハワイ」の挿入歌として、世界中で有名な歌です。
この歌が、いつ頃、どんな方によって作られたのか、ご存知ですか?

 

「Ke Kali Nei Au」の作者チャールズ・E・キングとその時代

「The Hawaiian Wedding Song」のオリジナルのタイトルは「Ke Kali Nei Au」といいます。元々はハワイ語の歌なんです。
「Ke Kali Nei Au」とは、ハワイ語で「私はここであなたを待っています」という意味です。結婚式で、新郎が、ヴァージンロードを歩いてくる新婦を待っている姿をイメージした歌と言われています。

「Ke Kali Nei Au」は、1925年、ハワイアン作曲家の父と言われる チャールズ・E・キング(1874~1950)によって作られました。

チャールズ・E・キングはホノルル出身。お母様は、ハワイ王室の血筋を引いていて、幼い頃チャールズは、リリウオカラニ女王から音楽の手ほどきを受けたそうです。でもチャールズが育った時代、ハワイは歴史の嵐に飲みこまれていきました。1893年にハワイ王国は終焉、1898年にハワイはアメリカの準州となりました。

その後、欧米の人々によって、「楽園ハワイ」を印象付ける楽曲が多く作られるようになりました。「ハパ・ハオレ・ソング」と呼ばれる、英語のハワイアン・ソングです。ハパ・ハオレ・ソングは、ハワイやハワイアン・ミュージックが、世界的に有名になる足掛かりを作ったと言われる一方で、商業主義的な「偽」ハワイアン・ミュージックも横行していました。20世紀初頭のハワイアン・ミュージックは、聴き手にとって、どれが本物でどれがニセモノか区別出来ない、という状況だったのです。

そんな時代に、チャールズ・E・キングは、ハワイアン・ミュージックの作曲家たちに、ハワイ文化を尊重する必要性を主張しました。歌詞はハワイ語で、内容はハワイに関すること、メロディーはゆったりとしていて、流行の早いテンポに染まらないようにと。

チャールズ・E・キングは、1950年に76歳で亡くなるまで、実に400曲にのぼるハワイアン・ミュージックを残しました。そして、1995年、ハワイアン・ミュージックの殿堂入りを果たしました。

チャールズ・E・キングの死後、1960年代になると、ハワイの人々によって、アイデンティティを復活させようという動きが出始めました。ハワイアン・ルネッサンスと呼ばれるこの動きは、その後、ハワイ語を公用語として復活させる活動や、フラダンスをハワイの伝統文化として見直す活動として、今も引き継がれています。

 

出展:Wikimedia Commons
チャールズ・E・キング(出展:Wikimedia Commons)


「The Hawaiian Wedding Song」の誕生

チャールズ・E・キングが書いたオリジナルの歌詞はハワイ語でしたが、1958年、アル・ホフマンとディック・マニングによって英訳され、このとき「The Hawaiian Wedding Song」という英語のタイトルがつきました。

英語版の「The Hawaiian Wedding Song」は、今に至るまで、ハワイのシンガーも含め、世界中で多くのシンガーによってカバーされ、人々に親しまれています。

 

とてもきれいな「The Hawaiian Wedding Song」の動画をご紹介させていただきますね。

歌は、主にフロリダで活躍していらっしゃる、Suzanah Freeという方です。そして、彼女の美しい歌声に合わせた素敵なフラダンス!是非ご覧になってくださいね。

 

 

「Ke Kali Nei Au」そして「The Hawaiian Wedding Song」は、ハワイの歴史の一幕を垣間見ることができる、奥深い曲なんですね。
まさに、結婚式という、人生の節目となる大切な日にふさわしい曲ですね!

 

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