まるで剣道の竹刀みたい!?フラダンス用のハワイの伝統楽器『プイリ』

この写真の道具、何に見えますか?
ハワイの伝統的な打楽器のひとつで、「プイリ(Puili)」といいます。
ちょっと見た感じ、とても楽器には見えないかもしれませんね。

剣道の竹刀を短くしたような形が印象的なプイリ。「ささら」という、竹の先端を細く切りそろえた、中華鍋などを洗浄する道具にも似ていますね。

プイリは、オヘと呼ばれる、厚みのないハワイ固有の竹でできています。オヘを収穫した後、乾燥させ、約50cmくらいに切り揃え、先端に細長く切れ目を入れて作られます。竹の節の部分が持ち手になります。持ち手の部分は、外皮を削って、なめらかで持ちやすくなるように仕上げられています。

hula1

プイリを使用したフラダンスのステージ(ビショップ博物館にて)

初期の頃は、プイリは1本で使用されていたようですが、今では2本セットで使用されることがほとんどです。プイリ同士、または自分の手や足などを打って、音を出します。シャンシャンという、雨のような、とても軽快な音が響きます。

ハワイの人達は、神聖な儀式だけでなく、みんなで集まって楽しむためにも、打楽器を打ち鳴らし、フラダンスを舞いました。
フラダンスを習うと、ハワイの伝統的な楽器の使い方を学ぶことも出来ちゃうんです!
フラダンスのステージで打楽器が使われると、いっそう盛り上がりますね!

フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。

ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。

情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック


MUSBIC公式 Facebook ページ

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。