世界の経済にも、私たちの心や体にも、大きな影響を及ぼしている新型コロナウィルス。長くなりそうなWithコロナの時代ですが、みんなの力を合わせて、乗り越えていきたいものです。 こんなときこそ、音楽の力が救いになるのではないかしら？
最も厳しい時期に、レディ・ガガの呼びかけで、WHOとNPO団体「Global Citizen」の主催によるオンラインのチャリティー・コンサート「One World:Together at Home」が行われました。医療従事者を称え、支援を呼びかけるために、100組を超えるアーティストがご自宅から出演！世界中のテレビやインターネットで配信されましたので、ご覧になった方も、大勢いらっしゃることと思います。
このイベントでフィナーレを飾った曲「The Prayer(祈り)」をご紹介させていただきます。ピアニストのラン・ランの演奏をバックに、セリーヌ・ディオン、アンドレア・ボチェッリ、レディー・ガガ、ジョン・レジェンドの4人による豪華なハーモニーをお楽しみくださいね。
「The Prayer(祈り)」は、1998年にアメリカで公開されたアニメーション映画『魔法の剣キャメロット』の主題歌として発表されました。この年のゴールデングローブ賞、アカデミー賞の主題歌賞に輝いています。
洋楽にあまり馴染みがない、という方のために、演奏なさった方たちを、登場順に簡単にご紹介させていただきます。
ラン・ラン(中国語表記は郎郎)
中国の東北部、瀋陽(しんよう)市出身の満州民族のピアニスト。中国はもとより、世界を代表する若手ピアニストの１人といわれ、ユニセフ親善大使も務めていらっしゃいます。
セリーヌ・ディオン
”カナダの歌姫”と言われるセリーヌ・ディオンは、全世界で愛されているアーティストのひとりです。母国語はフランス語で、英語は、有名になってから猛特訓して習得したのだとか。その他にも、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ラテン語、日本語、中国語など、多くの言語の歌を歌いこなす、大変な努力家でもあります。
レディー・ガガ
アメリカ・ニューヨーク州マンハッタン出身。圧倒的な歌唱力と独特のファッションやパフォーマンスで、世界的な成功を成し遂げた後は、災害の復興支援、ジェンダー差別やいじめの撲滅など、様々な社会貢献活動に、積極的に取り組んでいらっしゃいます。
ジョン・レジェンド
アメリカ・オハイオ州出身のシンガー・ソングライター。高校を16歳で卒業し、ペンシルベニア大学に進学。大学卒業後、最初に就職したのは、世界的なコンサルティング会社のボストン・コンサルティング・グループという頭脳明晰な方です。アメリカの「People」誌で、”2019年最もセクシーな男”に選ばれました。
アンドレア・ボチェッリ
イタリアのトスカーナ地方出身のテノール歌手。12歳で失明という困難を乗り越えて、弁護士として活躍。幼い頃から目指していた、音楽への夢を捨てきれずにいた中、世界三大テノールの1人、ルチアーノ・パヴァロッティと、イタリアを代表する歌手ズッケロに見いだされ、1994年にデビューを果たしました。このとき36歳。どんな困難にもくじけず追い求めれば、夢は実現することを体現なさった方でもあります。
「Global Citizen」の発表によると、このチャリティー・コンサートによって、総額1億2790万ドル(約138億円)の寄付を集め、WHOのCOVID-19連帯対応基金や、助けを必要とする人たちを支援している各地のチャリティ団体に贈られるそうです。
✩「Global Citizen」のホームページはこちらです。(英語のサイトです)
✩こちらの記事では、ロックダウン中のイタリア・ミラノの”ドゥオーモ”で行われたアンドレア・ボチェッリによる歌の贈り物『Music For Hope』をご紹介しております。
美しい音楽は、心に大きな癒しをもたらしてくれます。2020年4月12日、キリスト教の大きな祝日、イースター(復活祭)の日曜日、ミラノの中心にそびえる教会”ドゥオーモ”で、いつまでも心に刻んでおきたいライブ『Music For HopeーLive From Duomo di Milano』が行われました。
情報源: 心に刻みたい！世界的テノール歌手アンドレア・ボチェッリから歌の贈り物～『Music For HopeーLive From Duomo di Milano』を解説つきでご紹介！
音楽の持つパワーはとても力強く、いつでも私たちの心にそっと寄り添ってくれます。どんなときも、心に音楽を持っていたいものですね。
MUSBIC公式 Facebook ページ
この記事へのコメントはありません。