地引由美さんのフレグランス・レッスン~”香り”で楽しむウイスキーの世界はいかが?

ウイスキーはお好きですか?
シュワシュワっとしたハイボールも美味しいけれど、香りを楽しみながらグラスを傾ける、ゆったりした飲み方も似合うウイスキー。
”香り”の観点から、ウイスキーを楽しんでみませんか?

あなたの人生に、幸せを引き寄せる力を持つ、”香り”というスパイス。ほんの少し効かせるだけで、単調な毎日がステキで幸せな人生に変わっていく・・・

そんな”香り”の楽しみ方を教えていただける、地引由美さんのフレグランス・レッスン、先日はちょっと趣向を変えて、”ウイスキーの香り”を楽しんでまいりました。

 

香りを体験させていただいたウイスキーたち

 

ウイスキーってどんなお酒なの?

ウイスキーは、麦やトウモロコシなどの穀物が原料のお酒です。糖化・発酵・蒸留という工程の後、木の樽で熟成して作られます。麦のお酒なので、ビールを熟成させたらウイスキーになる、というイメージですね!

 

ウイスキーの”香り”は何でできているの?

「ウイスキーの香りは、木の樽でできている。」
と言われたら、びっくりしちゃいますか?
ウイスキーが樽の中で熟成されていく間に、樽の木材の色や香りが、移っていくのだそうです。
もうひとつ、ウイスキーの香りを作る大事な材料が、ピート(泥炭)です。
ピートは、シダやコケなど、枯れた植物が堆積して、石炭になる手前の状態のもの、といったところでしょうか。炭化しているので、よく燃えます。

麦芽を乾燥させるときに、ピートを一緒に焚きしめることによって、麦芽にピートの香りが移っていきます。ベーコンのような、燻製を作るのと似ていますね。どのタイミングでピートを焚くかで、ウイスキーの香りの特徴が決まるのだとか。

 

ピートの香り、初体験させていただきました!

 

ウイスキーのテイスティングを楽しもう!

“テイスティング”というと、難しそうなイメージがあるかもしれませんね。でも、堅苦しく考える必要はありません!
グラスに注いだウイスキーを、色、香りの順に楽しんだ後、ゆっくりと口に含んで味わいます。

まずはストレートで。
その後は、少しずつ水を加えて、味わいの変化を楽しみます。
少し時間をおくと、また味わいは変化していて、ウイスキーの奥深さを感じることができます。

 

世界の5大ウイスキーをテイスティングさせていただきました。向かって左は、加水用のビュレットです。

 

みんなでわいわい飲むのも楽しいけれど、時には静かに、”香り”を楽しみながら、ウイスキーをいただいてみてはいかがですか?
時の流れまでゆっくりと感じられる、素敵なひとときを楽しめますよ!

 

会場は、東京・六本木のバー、水楢佳寿久(MIZUNARA CASK)さん、樹齢500年のミズナラの木を使用したバーカウンターをはじめ、店内の至る所で”木の香り”を感じさせる、すてきなお店です。

水楢佳寿久(MIZUNARA CASK)さんのホームページはこちらから。

 

木のぬくもりを感じる重厚なバーカウンターです

 

☆地引由美さんについて☆

 

地引由美さん

地引由美さんは、香水業界で20年に渡る経験を持つ、香りのスペシャリスト。
”スティル エ パルファン”主宰、および、”ラ コゼット パフュメ”オーガナイザー。香水の都、南フランス・グラースの” 香りの親善大使”でもいらっしゃいます。
これまでに、15,000人以上の方に「パーソナルフレグランス(似合う香り)」を診断してこられたご経験をいかし、現在は、香水学講師、香水に関する記事の執筆や監修、トークイベントやセミナーの開催など、多岐にわたりご活躍中です。
著書に『パーソナルフレグランス 愛される香水選びのルール』、監訳書に『ル・パルファン―時代をいろどる香りとミューズたち』

 

スティル エ パルファンのサイトはこちらから

ラ コゼット パフュメのサイトはこちらから

 

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