人々の幸せを願う「Hawai’i Aloha(ハワイ・アロハ)」、フラダンス・イベントのフィナーレの定番
楽しいフラダンスやハワイアン・ミュージックのイベント。そのフィナーレで、必ずといってよいほど歌われる、ハワイアン・ソングがあるのをご存知ですか?
イベントの最後に出演者と客席が一体となって合唱する歌、それが「Hawai’i Aloha(ハワイ・アロハ)」です。
ハワイ語で「Kuʻu One Hānau(クウ・オネ・ハナウ)」とも呼ばれるこの歌、ハワイに生まれ育ったことに感謝し、人々の幸せを願う歌です。
「Hawai’i Aloha(ハワイ・アロハ)」は、ハワイ島で活動していた宣教師ロレンゾ・ライオンズが、1879年に「I Left It All with Jesus」という讃美歌にハワイ語の歌詞をつけ、ハワイの人々に教えたのが、始まりと言われています。当時のハワイ王国の国王、カメハメハ4世が、この曲が大好きで、ライオンズ宣教師にハワイ語訳をお願いしたのだとか。
今では、ハワイ州知事の認証式や、議会の開会式でも歌われているそうです。
はじめにご紹介する動画は、Playing for Changeという、音楽と美術の教育を通して世界にポジティブな変化を起こそうという、アメリカのNGO団体が作成したビデオです。
10人のハワイアン・ミュージックのトップアーティスト、そして1000人を超えるハワイの子供達が、ハワイの27ヶ所で「Hawai’ Aloha」を歌います!
※この動画は、2017年ナ・ホク・ハノハノ・アワードで、ベストミュージックDVD賞を受賞しました。
もうひとつ動画をご紹介しますね。こちらは、伝説的なハワイアン・シンガー、イズラエル・カマカヴィヴォオレ(通称イズ) が歌う「Hawai’i Aloha」です。
イズは、1997年に38歳という若さで亡くなりましたが、今もハワイを中心に、世界中で愛されているシンガーです。
美しく優しい歌声にしばし癒されて下さいね。そして、周囲の人たちが、自然と手を取り合っていく姿にもご注目ください。こうやって、人と人の心もつながっていくんだなって思います。
伝統と美しい自然、それらを愛する人たちって素敵ですね!
私たちも、大切に守り、未来の人たちに伝えていきたいですね!
下記のリンクは、ハワイアンのスタンダード曲を集めたオムニバス盤です。「ハワイ・アロハ」も収録されています。癒しの1枚。おススメです!
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