ハワイ語の「オハナ(‘ohana)」が教えてくれる、大切にしたい心のつながり

ハワイ語の「オハナ(‘ohana)」という言葉をご存知ですか?直訳すると”家族”という意味の言葉ですが、そこには、単なる家族よりも、はるかに広くて深い意味が込められています。

核家族と言われて久しく、家族のつながりも希薄化してきている、こんな時代だからこそ大切にしたい、ハワイ独自の考え方「オハナ(‘ohana)」について、ご紹介させていただきます。

 

 

古代ハワイの人々の暮らし

古代ハワイでは、クプナと呼ばれる年長者を中心に、兄弟姉妹、子どもたち、孫たちなど、複数の家族が一緒に暮らしていました。この集団がオハナです。
オハナのメンバーは、血縁の有無に関わらず、ともに働き、食事をし、病人が出ればカバーするといった、運命共同体でした。
オハナは、”家族”という一言では言い表せないほどの、強い絆で結ばれていたのです。

 

オハナの絆が強くて深い理由

オハナのルーツを辿っていくと、古代ハワイの神々につながります。
古代ハワイ神話によると、ハワイは父なる空の神ワーケアと、母なる大地の女神パパによって創られました。

2人は、お互いに浮気をしたり、よりを戻したりしながら、ハワイ諸島を創っていくのですが、あるとき、あろうことかワーケアは、パパとの間に生まれた自分の娘、ハアロロに恋してしまいます。

ハアロロは、ワーケアの子供を身ごもります。最初の子どもは死産でした。ハアロロが丁寧に埋葬したところ、そこからタロイモが育ちました。

2番目の子どもハーロアは、ハワイ最初の王となり、全てのハワイ人の始祖となりました。
ハーロアは、自分の兄の化身であるタロイモを、とても大切にしました。ハワイが繁栄したのは、そのおかげなのだとか。
ハワイの人たちがタロイモを大切にするのは、家族を大切にするのと同じこと。そう、家族を大切にしたからこその繁栄なのです。

 

栄養豊富なだけでなく、家族を象徴するタロイモは、今でもハワイの人たちにとって大切な食物です。(Photo by Forest & Kim Starr)

 
オハナのつながり・むすびつきは、血縁も世代も超えて、ずっと続いていきます。私たちも見習いたい、強くて優しい概念だったのですね!

 

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