さまざまな言い伝えを持つ謎の女性!?フラダンスの女神ラカは、ハワイの人たちの癒しの存在
フラダンスの女神様として、多くのハラウ(フラダンス教室)で信仰されている女神ラカ。
ラカには、多くの言い伝えがあります。
ポリネシア諸島に伝わる、ラタという男性の神様が起源という説や、ハワイの4大神のひとりロノの妻、または妹だという説、母親と言われる善悪両面を持つ女神カポの、善の面がラカだという説などなど・・・
ラカは森の女神様であると同時に、カヌー作りの神様(男性!)とも言われているんですよ!
伝説では、ラカは、母親カポからフラダンスとチャントを修得し、ニイハウ島で姉妹たちに披露しました。ここから、フラが人々に広まっていったので、ラカがフラの祖と言われのだとか。
その後、ラカはカウアイ島に移り住んだと言われています。
さまざまな説があるのは、古代ポリネシアの文化に文字がなかったためです。
ポリネシアの一部であるハワイの創世神話も、全て口承で受け継がれてきました。
さらに、ハワイ語は、1つの言葉に複数の意味が存在します。隠された意味、裏の意味といったもので、「カオナ」と言います。
たとえば、「アロハ」には、「こんにちは」「さようなら」「愛しています」、さらには、快活さ、優しさ、謙虚、忍耐・・・など、とても多くの意味があるんです。
文字がなく口承、そして1つの言葉に複数の意味がある・・・。神様について、いろいろな説が混在するのも、うなづけますね。ようは、みんな正しいんですね!
どんな説でも共通しているのが、ラカはハワイの人々にとって、命や喜びの源であり、癒しの存在だということです。
フラダンスに癒しの力があると言われるのは、女神ラカのお蔭なんですね!
ラカを讃えるための祭壇には、「ラマ」という、ハワイ固有の植物が捧げられます。
ラマは、ラカの化身とも言われ、ハワイの人たちに、とても大切にされてきました。黄色の果実はラカの好きな色、そして光を象徴していると言われます。
森は、人々に恵みをもたらします。食べ物や衣服となる布、家具やカヌーとなる木材など、人々は森から暮らしに必要なものを得ていました。ハワイの人たちが森に感謝をし、森を大切にするのは、当然のことだったようです。
まさに自然との共存!
ハワイの人たちの自然との関わり方には、見習うべきことがたくさんありますね!
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
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