神様への”香り”という贈り物~ハワイのフラダンスと香水の意外なつながり!?

Photo by MUSBIC

全世界で流通している香水のルーツがハワイにあるの!?

いえいえ、そんなお話ではありません。でも、香水のルーツを調べて行ったら、驚いたことに、香水の源流がフラダンスの源流と同じところにたどり着きました。
香水もフラダンスも、”神様への贈り物”として誕生していたのです!

 
自然と共に暮らしていた古代の人々。
恵みをもたらす太陽の光や雨、航海の安全、火山の鎮火などを願って儀式を行う、という行為は、世界中の古代文明で見られました。

次第に人々は、願いや感謝を込めて、祈りの時に”捧げ物”を行うようになっていきました。
捧げ物は、苦労して育てた家畜や収穫した作物など、自分の身近にある、とても大切なものが選ばれました。
願い事をかなえてもらうためには、”対価”が必要と考えたようです。

捧げ物は、祭壇で燃やされます。
煙が天に向かって上っていく様子から、古代の人々は、願いや感謝が煙になって、神様に届くと考えたのでしょう。
 

祭壇に捧げられたティリーフのレイ(Photo by Forest & Kim Starr)

 

しかし!
家畜をそのまま燃やすと、大変な悪臭が立ち込めます。
うっかり髪の毛やウールのセーターを焦がしてしまった!というご経験ありませんか?あの臭いです!
神様との対話のためとはいえ、とても耐えられる臭いではありません。

そこで考え出されたのが、樹脂や香木、草花など、良い匂いのする物を一緒に燃やすことでした。
香水を意味するパルファン(英語ではパヒューム)の語源は” per fnmum(ペル・フムーム)”、”煙を通して”という意味のラテン語だそうです。

良い香りは、神様を喜ばせるもの、そして人の汚れを清めるものでもありました。
良い香りに包まれて、人は神様と対話をしていたのですね!

 

森の中のパラパライ(Photo by Forest & Kim Starr)

 

古代ポリネシア人の「大いなる旅」によってハワイに伝えられ、ハワイで独自に発展したフラダンスは、神々に奉納する踊りが起源と言われます。

レイに使用される花や葉は、見た目の美しさもありますが、香りをとても重視して選ばれてきました。カヒコ(古典フラ)で使用される、マイレパラパライの葉、アウアナ(近代フラ)で使用されるピカケプルメリアの花などなど、みんなとても良い香りがします。

ハワイの人たちは、香りによって、神々への敬意を表現していたのです。

毎年イースターの時期に、ハワイ島ヒロで開催される、世界最高峰のフラダンス競技会、メリーモナーク・フェスティバルでは、出場者全員が、生花のレイで身を飾ります。会場中に、何とも言えない良い香りが漂っているそうです。
行ってみたいですね~!(#^^#)

 

”ペレの花”とも言われる、ハワイ島を代表する花オヒアレフア

 

時の流れと共に、神と人だけでなく、人と人とのコミュニケーションの手段として、香りは香水へと進化していきます。さらに、コミュニケーションの手段から、良い香りによる癒し、そして魅惑の手段として進化していきます。

このお話は、あらためてご紹介していきますので、お楽しみになさってくださいね!

 

 

※ フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。

※ フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。

 

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