ハワイの伝統的な衣装のお話~③若きクム・フラ(フラダンスの先生)ポーマイカイ・クルガーさんの「ホロク(Holoku)」への想いとは?

東京・立川のフラダンス教室、カレイヒイマクアを率いるクム・フラ(フラダンスの先生)ポーマイカイ・クルガーさん。
”ハワイの文化”としてのフラダンスを教えることを、いつも大切にしていらっしゃいます。
ハワイの伝統的な衣装のお話、第3回目は、ポーマイカイ・クルガーさんの「ホロク(Holoku)」への想いを、ご紹介させていただきます。

 
ホロクは、ハワイの人たちにとって、日本の着物のような存在の衣装です。
19世紀、西洋から伝えられたホロクは、フォーマルなドレスとして、ハワイの女性たちに広まっていきました。
 

かつてはもっと身近だったのに、今ではすっかり着用する人が減ってしまったという点も、着物とホロクは似ているのだとか

 

フラダンスは、ハワイの伝統的な行事や公式の場で踊られることが多かったため、かつてはホロクを身にまとって踊ることも、とても多かったそうです。

ポーマイカイ・クルガーさんのおばあ様の時代には、ソロでフラダンスを踊るときは、誰もがホロクを着用したのだとか。
ホロクを着用してハイヒールを履く。そして、長い裾をさばくため、踊りの途中でドレスを蹴る、という動作も、普通に観られる光景でした。

しかし、いつしか、その光景は見られなくなっていきました。今では、フラダンスでハイヒールを履くことも、ドレスを蹴ることも、”タブー”とまで言われることも・・・

 

ホロクの裾さばき、慣れるまで何度も練習しました!

 

僕の夢は、ホロクを復活すること、そしてみんながホロクを着て踊ること

ポーマイカイ・クルガーさんの想いを実現するため、カレイヒイマクアでは、2018年と2019年、2年連続して、フラダンス競技会のソロ部門のアウアナ(近代フラ)で、ホロクを着て、ハイヒールを履いて踊りました。

多くの審査員に驚かれたそうですが、
「懐かしい!昔はみんなホロクを蹴ってたよね。今はだれもやらなくなったけど、また見れて嬉しかった!」
とおっしゃる審査員の方もいらしたそうです。

 
まずはソロから。次はグループでもホロクを着て踊ろう
そうやって、みんなで、その経験をどんどん伝えていこう

 
ハワイの伝統的な衣装「ホロク(Holoku)」に対する、ポーマイカイ・クルガーさんの想いは、代々受け継がれてきたハワイの伝統を、ハワイや日本でフラダンスを学ぶ人たちに、きちんと伝え広めていきたい、という想いにつながります。そして、カレイヒイマクアの目標として受け継がれ、広がっていきます。

私たちも、ずっと応援していきますね!

 

カレイヒイマクアのみなさん、競技会翌日のレッスンで、ポーマイカイ・クルガーさんとお母様を囲んで記念撮影!

 

カレイヒイマクアのホームページはこちらから

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フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。

ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。

情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック

 

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