ホワイトジンジャー、可憐な花姿と甘い香りでハワイの人々に愛されている花
ハワイでよく見かけるホワイトジンジャー。ハワイではアヴァプヒ・ケオ・ケオ、日本ではハナシュクシャと呼ばれる、ショウガ科の植物です。根の部分には、ショウガ特有のコブのようなものもあるんですよ!
ホワイトジンジャーは、甘く優しい香りで、ハワイの人たちからとても愛されてきました。ハワイの結婚式では、花嫁の首にいくつものホワイトジンジャーのレイをかけてあげて、豊かな香りで花嫁を祝福するそうです。
ポリネシア人がホワイトジンジャーをハワイに持ち込んだ驚きの理由
ホワイトジンジャーの原産地はインドからマレーシア辺り。日本には江戸時代にやってきました。ハワイには、古代ポリネシア人が「大いなる旅」によって持ち込んだと言われています。
彼らは、タロイモ、ブレッドフルーツ、ココヤシなど、生活に役に立つ植物をたくさんハワイに持ち込みました。カヌーに乗ったポリネシア人がハワイに持ち込んだ植物、ということで「カヌープラント」といいます。
ホワイトジンジャーは、カヌープラントとはちょっと事情が異なります。ホワイトジンジャーは、なんと香りと花の美しさを楽しむために、ハワイに持ち込まれたのだそうです!
ハワイの人たちの暮らしを豊かに彩るホワイトジンジャー
ハワイの人たちは、ホワイトジンジャーの球根から搾り取った液で、髪を洗っていたと言われています。ハワイの女性たちの髪が黒く美しいのは、ホワイトジンジャーのおかげなのだとか。
※ハワイの人たちが髪を洗っていたとされるジンジャーは、”シャンプージンジャー”と呼ばれる別種類のジンジャーも有名です。
さらに、ホワイトジンジャーの香りは、気持ちを落ち着ける力を持っているとも言われます。
清楚で可憐なだけでなく不思議なパワーを持つ花、ホワイトジンジャー。古代の人たちが、まさに命がけのカヌーの旅で、生きていくために必要なものだけでなく、暮らしを豊かにするための植物も持ち込んでいたとは驚きですね!
きれいな花を通して、自然を大切にする心を伝え残していきたいですね。
ムスビックは美しい自然や文化の伝承を応援します!
※カヌープラントのお話は、こちらの記事をご覧くださいね。
「大いなる旅」によって、アジアから遥かハワイ諸島にまで移動した古代ポリネシア人たち。彼らは、生活に有用な植物をハワイに持ち込みました。 タロイモ、ブレッドフルーツ、ココヤシ、サトウキビ、ククイ、ティなどは、カヌーに乗ったポリネシア人によってハワイに持ち込まれたことから、カヌープラント(canoe plants)と呼ばれます。
情報源: ハワイの伝統植物【カヌープラント】には古代ポリネシア人の生活の知恵が満載! | MUSBIC/ムスビック
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