フラダンスの必須アイテム!知ってるようであまり知らなかった「ククイ」のこと
フラダンスのレイ(首飾り)として、よく用いられる「ククイ」をご存知ですか?
ハワイの主要な島には、それぞれシンボルとなる花や植物が定められています。ククイは、ハワイ州の州木であると同時に、モロカイ島のシンボルとされています。
ククイってどんな木?
ククイの原産地は東南アジアです。高さ10メートルから20メートルほどになり、白く小さな花が咲きます。そして、直径5センチほどの実をつけます。
ククイの実は、油分を多く含んでいます。その油分(ククイオイル)は、かつて灯油として利用されていたことから、英語では、ククイのことをキャンドルナッツといいます。
ククイオイルには、リノレン酸、オレイン酸、ビタミンE、ビタミンAといった有用成分が多く含まれていて、美容や健康目的でも注目されているんです。
ククイオイルには、リノレン酸、オレイン酸、ビタミンE、ビタミンAといった有用成分が多く含まれていて、美容や健康目的でも注目されているんです。
ハワイの人々とククイ
ククイは、ポリネシア人が「大いなる旅」によって、ハワイに持ち込んだ木々のひとつと言われています。ハワイの創世神話「クムリポ」には、ククイは「我々人間を守る木」と記されています。ククイの木は、遠くから見ると銀色に輝いて見えることもあって、とても神聖な木と考えられていたようです。
ククイオイルを灯油として利用する以外にも、ククイは、多くの用途に使われてきました。
たとえば、ククイの実をハワイアンソルトと一緒にすりつぶした「イナモナ」は、ハワイの伝統的な調味料です。今でもハワイのスーパーマーケットなどで手に入れることができます。また、樹皮は赤い染料になります。樹液は、カパというポリネシアの伝統的な生地を長持ちさせるための、コーティング剤として使われてきました。
たとえば、ククイの実をハワイアンソルトと一緒にすりつぶした「イナモナ」は、ハワイの伝統的な調味料です。今でもハワイのスーパーマーケットなどで手に入れることができます。また、樹皮は赤い染料になります。樹液は、カパというポリネシアの伝統的な生地を長持ちさせるための、コーティング剤として使われてきました。
ククイのレイ
ククイの実は、最も高価なレイの材料になります。
ククイの実の表面を、ウニのトゲでできたやすりで削り、サメの肌で研磨し、さらに実から抽出したオイルで磨くといった、長時間にわたる、大変な手作業を経て丹念に仕上げていきます。
黒や茶色に輝くククイレイは、かつては上流階級の人だけが着用できたそうです。
今では、白いものや、あえて磨かずボコボコのまま仕上げたもの、様々な色にペイントしたもの、一粒だけをチョーカーにしたり、キーホルダーにしたり・・・とおしゃれな小物として、カジュアルに楽しめますね。
きれいな花や植物を通して、自然や文化を大切にする心を伝え残していきたいですね。ムスビックは美しい自然や文化の伝承を応援します!
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
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