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生誕200年記念~クララ・シューマン特集④~シューマン夫妻に幸福をもたらし、シューマン夫妻によって、一層の輝きを手にしたヨハネス・ブラームス

ヨハネス・ブラームス(1833~1897)
ドイツ北部ハンブルク出身のブラームスは「音楽の父」J.S.バッハ、「楽聖」ベートーヴェンと共に、ドイツ音楽の「三大B」と称えられる、19世紀ドイツを代表する作曲家の一人です。

生誕200周年を記念して、クララ・シューマンをご紹介するこのシリーズ、今回は、クララと特別な信頼関係で結ばれていた生涯の友、ヨハネス・ブラームスについてご紹介いたします。

 

シューマン夫妻と出会った頃のブラームス、イケメンですね♡(出展:Wikimedia Commons)

 

出会い

ブラームスとシューマン夫妻が初めて会ったのは、1853年9月のこと。
この時ブラームス20歳、クララ34歳、ロベルト43歳。ブラームスは、自作のピアノ作品を披露しました。

シューマン夫妻は大喜び!
当時、批評家としても大きな影響力を持っていたロベルトは、『新しい道』という評論を発表し、ブラームスを絶賛!ブラームスの作品が世に出る、大きな後押しをしました。
クララも、「素晴らしい人物と出会えた」と日記に書き残しています。
若きブラームスは、シューマン夫妻に、新しい時代の到来を予感させ、大きな幸福をもたらしたのです。

 

クララを支えたブラームス

 
しかしこのとき、既にロベルトの病状はかなり進んでいました。ロベルトは、ブラームスと出会った2年後、1856年7月に亡くなりました。
クララは、はじめロベルトにつきっきりで看病していましたが、演奏旅行を再開。家族のため、生活のため、以前にも増して精力的に働きました。

この辛い時期に、クララを懸命に支えたのが、ブラームスです。
年齢的には、母とも、年の離れた姉とも言える関係ですが、この時期、ブラームスは父親のようにクララを支えていたのだとか。

 

ブラームスの出身地ハンブルクの風景

 

クララとブラームスの特別な関係

 
ブラームスとクララの間に、恋愛関係があったのでは?という憶測があります。でも、どうやら二人は、恋愛よりもっと高い次元で、心と心で結ばれていたようです。

ブラームスとロベルトは、ロベルトが亡くなるまで、ずっと良い関係でした。
ロベルトの死後も、ブラームスとクララは結婚することはなく、音楽を通して、心の底から信頼し合っていました。
ブラームスは、曲が出来上がると、真っ先にクララに聞いてもらい、助言をもらった後で発表をしていたそうです。

そんな2人の関係は、クララの死によって終わりを迎えます。
生涯かけて大切にしてきた、”心の友”の死は、ブラームスに大きなショックを与えました。肝臓がんを病んでいたブラームスは、クララの死後、急速に病状が悪化し、翌年、クララの後を追うように亡くなりました。63歳でした。

 

ブラームスの作品から、ピアノ三重奏曲第1番(作品8)をご紹介いたします。
ちょうどシューマン夫妻と出会った頃に初版が出されたこの曲、四半世紀を経た後、ブラームスは改編をしています。
「まるで若きブラームスと熟練のブラームスが共作したかのようだ」とたたえられる名曲を、ごゆっくりお楽しみくださいね!

 

 

こちらのCDは、ブラームスのピアノ三重奏曲第1番から第3番を収録しています。

 

 

クララ・シューマン生誕200周年を迎えた今年、クララ・シューマンをこよなく愛するみなさまによって、クララ生誕200周年記念コンサートが行われます!

入場無料。予約制・先着120名様。
クララ・シューマンの音楽に触れてみたい方、是非お出かけくださいね。

詳しくは、こちらから。

 

当日、三重奏の作品を演奏するメンバーです!

 

✩ワーキングマザーとして奮闘したクララの姿にフォーカスしました、こちらの記事もご覧くださいね。


19世紀ヨーロッパで活躍した、世界初のワーキングマザーのピアニスト、クララ・シューマン 世界で初めての、プロの女性ピアニストで作曲家、クララ・ヨゼフィーネ・ヴィーク・シューマン(1819.9.13~1896.5.20)。今年、クララは生誕200周年を迎えます。 かつてクララ・シューマンは、”天才作曲家ロベルト・シューマンの妻”という側面ばかり注目されていました。

情報源: 生誕200年記念~クララ・シューマン特集③~妻として母として、愛する家族のために力を尽くした女神の旅路 | MUSBIC/ムスビック

 

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