香水の秘密～リフレッシュしたいときの香り、爽やかな朝の風を運んでくれる”シトラスノート”の正体を探る

さんさんと降り注ぐ朝の陽光、頬に優しくあたる爽やかな風には、ほのかにオレンジやレモンの香り・・・
リフレッシュのイメージって、こんな感じでしょうか？

香水の基礎をご紹介するシリーズ、今回はフローラルノートと並んで、最もベーシックな香りのひとつ”シトラスノート”をご紹介させていただきます。リフレッシュの代表格、柑橘(かんきつ)系の香りです。

シトラスとは、いったい何物なのでしょう？

籠いっぱいに盛られたオレンジを見るだけでも爽快な気分になれますね！

シトラスって、よく耳にする言葉ですよね。でも、シトラスというお花はありません。
シトラス(citrus)とは、英語で柑橘類の植物を意味します。簡単に言いますと、ミカンの仲間たちのことです。
”柑橘”という言葉は、中国から渡来したのではなく、ミカン(蜜柑)とタチバナ(橘)の文字を取って、日本で作られたのだとか。

柑橘類は、爽やかな香りと甘酸っぱい味、そしてビタミンやクエン酸が豊富なことで知られています。そのまま食べたり、ジュースやジャム、ケーキ等の材料として、また酸味づけの調味料として、世界中で愛されています。

オレンジとレモンのジュース、美味しそう！

柑橘類のもうひとつの使いみちが、香料です。
その香りは、香水だけでなく、お部屋の芳香剤やデオドラント製品、洗剤など、幅広くご家庭で愛用されています。

柑橘系の香り、シトラスノートは、揮発性が高いため、香りが立つのが早く、瞬時に広がりますが、長続きしません。香水に使われるときは、その特徴を生かして、トップノートとして用いられます。

シトラスノートは、その香水の第一印象を決める大切な役割を担っているのですね！

アールグレイはベルガモットの香り

シトラスノートの代表的な香料は、レモン、グレープフルーツ、ライム、オレンジなど、食用としても人気の柑橘類です。
一方、苦みが強すぎるために食用には適さず、もっぱら香料として使われるのが、ベルガモットです。
紅茶のアールグレイは、ベルガモットで香りをつけているんですよ！

ディオール社が制作した動画をご紹介いたします。
ベルガモットの主産地である、南イタリア・カラブリア州の美しい風景や、ベルガモットの畑、そこで働く人々のようすをご覧くださいね。

シトラスの香りはお好きですか？
是非、あなたのお好きな香りを探してみてくださいね！

※こちらの記事では、女性らしい香りの代表格”フローラルノート”をご紹介しております。

すれ違った時にほのかに感じるバラの香り・・・あなたは、その人にどんな印象を持ちますか？香水の基礎をご紹介するシリーズ、今回は、女性的な香りの代名詞ともいえる”フローラルノート”についてご紹介させていただきます。

情報源: 香水の基礎知識③~美しい花の香りを表現する”フローラルノート” ⋆ MUSBIC/ムスビック

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