タヒチの伝統芸能を華やかに盛り上げながら伝承していこう!「ヘイヴァ・イ・タヒチ2016」ハイライト!
毎年7月はヘイヴァ・イ・タヒチの季節!
ヘイヴァとは、「祭り」とか「演技」という意味のタヒチの言葉です。そこで繰り広げられるタヒチアンダンスは、人々が神に祈りをささげ、仲間たちと楽しむために踊っていたダンスや歌、音楽が起源と言われています。
ヘイヴァ・イ・タヒチの歴史
1815年、ポマレ2世がタヒチを統一して、タヒチ王国を築きました。
ポマレ2世は、キリスト教を国教とし、タヒチに伝わっていた、古代ポリネシアの伝統的な宗教や儀式を全て禁止しました。このとき、タヒチアンダンスは、「キリスト教に反するみだらなもの」として、公共の場で踊ることを禁止されてしまいました。
その後、ポマレ5世の時代に、タヒチの統治権をフランスに譲渡。タヒチ王国の歴史は幕を閉じました。1880年のことです。
フランス政府は、タヒチの芸能を規制する法律を撤廃しました。
そして1881年7月、タヒチでお祭りが始まりました。それが第1回ヘイヴァ・イ・タヒチです。
回を重ねて、昨年2016年は135回目の開催でした。ヘイヴァ・イ・タヒチは、タヒチの伝統芸能を、華やかに盛り上げながら伝承していこうという取組なのです。
ヘイヴァ・イ・タヒチ2016、男性ソロ部門の優勝者、Tommy Tihoni さんの演技をご紹介します。
タヒチアンダンスの男性ソロは、日本ではなかなか拝見する機会がないので、とても貴重な映像ですね。
これはすごい! 圧倒的な盛り上がり!迫力!そしてみんな楽しそうです!
タヒチアンダンスが禁じられていた時代にも、密かに舞い、伝えてきたタヒチの人達。彼らのダンスへの思い入れが伝わってきますね。
日本でタヒチアンダンスの人気が短期間で急上昇した理由は、観て楽しい!踊ったらもっと楽しい!というところにありそうです。
タヒチアンダンスのファンが、もっともっと増えるといいですね!
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