ハワイ神話で最も美しく強い女神、マウナケアに住む雪の女神ポリアフ
ハワイ諸島の最高峰、ハワイ島にあるマウナケア。
約4500年前に最後に噴火して以来、静かに佇む気高い山、そして美しい雪の女神ポリアフが住む山、それがマウナケアです。
マウナケアとは、ハワイ語で「白い山」という意味です。11月頃から3月頃までの間は、マウナケアの山頂付近には雪が降ります。
この時期、飛行機でハワイ島に向かうと、運が良いと、雪に覆われたマウナケア山頂を見ることができるんですよ!
マウナケアの標高は4205メートルですが、すそ野にあたる太平洋の海底から測定すると、10,203メートルの高さとなり、実は世界で最も高い山なんですって!
とはいえ、山全体の重さで海底が押しつぶされていて、その高さは徐々に低くなっているとか・・・
このマウナケアに住む女神がポリアフです。
ハワイに雪の女神って、ちょっとイメージできないという方もいらっしゃるかもしれませんね。ハワイ神話では、マウナケアの雪は、ポリアフが降らせていると言われています。
そしてポリアフは、ハワイ神話で最も美しい女神と言われています。
ところで、ハワイ島には、もうひとつ有名な活火山があります。ハワイ島南部にあるキラウエアです。
キラウエアは、マウナケアとは対照的に、今も火山活動が活発です。
キラウエアに住むのが、火山の女神ペレです。
ポリアフの美しさに嫉妬したペレは、ポリアフに何度も戦いを挑みましたが、毎回ポリアフが勝利していました。
ハワイ島ハマクアコーストに、ラウパホエホエという風光明媚なスポットがあります。
ラウパホエホエの奇岩風景は、ペレが起こした熱い溶岩流を、ポリアフが冷たい岩に変えたのが起源と言われています。
ペレとの戦いに勝ったポリアフは、ペレをハワイ島から追放するようなことはしませんでした。
島の南をペレが統治し、北をポリアフが統治して、共存しているそうです。
不意にトラブルに巻き込まれたり、身に覚えのないことで誰かから責められたり、ということ、時々ありませんか?
そんなときは、ペレが引き起こした溶岩流を冷たい岩に変えて戦いに勝った、ポリアフのことを思い出してみてくださいね。
きっと、物事は良い方に変わりますよ!
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