「小さな竹の橋で(On a Little Bamboo Bridge)」過ぎ去った素敵な想い出を懐かしむハワイアン・ソング

日本のフラダンサーに人気のハワイアン・ソングを探求するシリーズ、今回は「小さな竹の橋で(On a Little Bamboo Bridge)」をご紹介いたします。

 
オリジナルの「On a Little Bamboo Bridge」

オリジナルの「On a Little Bamboo Bridge」は、Archie Fletcher作詞、Al Sherman作曲、1937年の作品です。歌詞は英語、ハパ・ハオレ・ソング(英語のハワイアン・ソング)の名曲です。
歌詞の中に「waters of Kalua(カルアの水辺)」という表現がありますが、ハワイにカルア川という川はなく、実在の場所をモチーフにしたわけではないと言われています。

大恐慌から立ち直ろうとしていた1930年代のアメリカは、レコード産業や映画産業の隆盛期。さまざまなジャンルの名曲や名画、そして、まさに”きら星のような”スーパースターたちが誕生した時代でもありました。
「On a Little Bamboo Bridge」は、そんなスーパースターの一人、ジャズ界の大御所、サッチモことルイ・アームストロングの歌で、全米で大ヒットしました。

※1930年代のハワイについては、こちらの記事もご覧くださいね。

 
こちらの動画では、ルイ・アームストロングの歌声を聴くことができます。まさに「古き良き時代」を思い起こさせてくれる、素敵な歌声です!

 

 

日本語版「小さな竹の橋で」の誕生

日本で最初に「小さな竹の橋で」が発表されたのは1939年、バッキー白片さんの演奏、ディック・ミネさんの歌でした。日本語の歌詞は、オリジナルを翻訳したのではなく、門田ゆたかさんにより、あらたな歌詞がつけられています。
※時々「柏木みのる」という名前でクレジットされていることもありますが、同一人物です。
 
この歌、実は、歌詞の内容がオリジナルとずいぶん変わっているんですよ!
オリジナルの「On a Little Bamboo Bridge」は、小さな竹の橋の上で出会った二人が恋に落ち、二人の天国を見つけたという、ハッピーエンドのラブソングです。
一方、日本語版「小さな竹の橋で」は、「小さな竹の橋の下を流れる川の水に、やがては恋も夢も流れていく・・・」と、ちょっと切ない歌になっています。

ハッピーエンドの恋も、時の流れとともに、やがて想い出に変わっていく・・・日本語の歌詞は、まるでオリジナルの歌の続編みたいですね!
「橋の上」が「橋の下」に変わっているのも面白い!

 
日本のハワイアン・ミュージックの草分け的な存在、大橋節夫さん(1925~2006)の歌う「小さな竹の橋で」の動画をご紹介いたします。

 

 
ハワイアン・ミュージックやフラダンスが日本に紹介され、根付いていった時期に人気となった名曲がたくさんあるんですね!
たまには、昔を懐かしく思い出しながら、”あの頃”の歌に耳を傾けてみませんか?

 

下記のリンクは、ハワイアンのスタンダード曲を集めたオムニバス盤です。「On a Little Bamboo Bridge」も収録されています。癒しの1枚。おススメです!

 

 

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