レイデーは、レイに託したハワイの文化や人々の優しさを讃えるお祝いの日
”May day is Lei day in Hawaii.”
5月が近づくと、ハワイのあちこちで、この言葉を目にしたり耳にしたりするようになります。
5月1日、世界各国ではメーデーが行われますが、ハワイではレイデーのお祝いが行われる日なのです。
レイは、ハワイの人たちにとって、特別なものです。ハワイの人たちは、お誕生日や記念日に、また親愛の情を込めてレイを贈ります。レイは、ハワイ語で「首飾り」を意味しますが、メレ(歌)の中では、愛する人を意味することもあります。夫、妻、恋人、子供や 兄弟、友人などなど、とても広い意味で使われるんですよ!
そんな、ハワイのレイデーについて、ご紹介させていただきますね。
メーデーの起源は春のお祭り
5月1日は、一般的にはメーデー、労働者が権利要求の活動を行う日として知られていますが、もともとヨーロッパでは、夏の訪れをお祝いする日でした。
長く厳しい冬が終わり、生育や繁殖の季節を迎える春。キリスト教が広まる前のヨーロッパでは、農作物は精霊によって育つと考えられていました。精霊は、乙女や女王として表現されていたため、ヨーロッパの春のお祭りには、春の女神や5月の女王が登場するそうです。
労働者のお祭りとなったのは、19世紀になってからのこと。アメリカ合衆国から始まり、ヨーロッパ各国でも、労働者が権利を主張する運動や、国民が団結や連帯の力を示す日として、発展してきました。
ハワイのレイデー
ハワイでレイデーが始まった経緯には、諸説ありますが、1927年5月に、初めてのレイデーのイベントが行われ、1929年には、ハワイ準州の公式な祝日となりました。
今では、公式な祝日ではありませんが、ハワイの伝統文化の象徴である「レイ」を讃える日として、ハワイの人たちに定着しています。
レイデーを祝う人々は、この日会った人に、レイをプレゼントします。また、学校や公園などハワイの各地で、大小さまざまなイベントが行われます。
中でも最大規模と言われるのが、ホノルルのカピオラニ公園のレイデー・セレブレーションです。
レイの女王の任命式、フラダンスのステージやハワイアン・ミュージックのライブ、レイメイキングのコンテストやワークショップなどなど、楽しい企画がもりだくさんのイベントなんですよ!
※カピオラニ公園のレイデー・セレブレーションの詳細は、こちらのリンクをご覧くださいね〈※英語のサイトです)
ハワイの人たちの優しさや素晴らしい文化には、見習うべきことがたくさんありますね!
私たちも、自分たちの文化を大切に伝え残していきたいですね!
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
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