室内楽のすゝめ~クラシック音楽を、もっと気軽に楽しみませんか?
クラシック音楽を聴くのはお好きですか?
一言で「クラシック音楽」といっても、時代も長いし、楽器の種類や演奏の形態もたくさんあって、自分でも何が好きか、よくわからない・・・という方、多いかもしれませんね?
もっと気軽にクラシック音楽を楽しみたい!という方に、特におススメな「室内楽」をご紹介させていただきます。
「室内楽」の魅力は、生の演奏を聴きに行くとよくわかります。
まぢ距離近い!
聴いている私まで緊張する!
でも演奏している方たちの息遣いや想い、そこから響いてくる個々の楽器の音色を楽しめて、とっても良い経験ができるんです!
室内楽とは?
室内?楽器の演奏はたいてい室内では?と思った方、きっと私だけではないと思います(笑)
室内楽は、イタリア語でmusica da camera、英語でchamber musicと呼ばれます。どちらも部屋の音楽、といった意味です。少人数でひとつの曲を作り上げる合奏曲を、室内楽と言います。
もともとは、教会やコンサートホールといった大きな会場ではなく、小さめのお部屋、主に宮廷の一室で、その部屋にいる人たちのために、演奏された音楽を意味していました。
近いわけですね!
室内楽で使用される楽器は?
通常は、1つの楽器を1人の演奏者が受け持ちます。
組み合わせる楽器の数によって、二重奏(デュオ)、三重奏(トリオ)、四重奏(カルテット)、五重奏(クインテット)・・・といった呼び名があります。
また使用する楽器によって、ピアノ三重奏(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)、弦楽四重奏(ヴァイオリン2人、ヴィオラ、チェロ)などと区分されます。
楽器の組み合わせ方は、18世紀から19世紀の古典派、ロマン派と呼ばれる時代には、弦楽器とピアノなど、ある程度限定されていましたが、今では無限に広がっているんですよ!
室内楽の楽しみ方
室内楽は、基本的に1つの楽器を1人が演奏する上、全体としても少人数です。だからひとつひとつの楽器の音が、はっきりと伝わってくるんですね。
室内楽を聴いていると、まるで楽器が生きていて、仲良しの楽器同士が、それぞれの想いを語り合ったり、ちょっと意地を張り合ったり、でも最後には仲直りをする・・・なんてストーリーを感じることができますよ!
アルゼンチンの作曲家、アストル・ピアソラ(1921-1992)が、チェロとピアノのために書いた作品「ル・グラン・タンゴ」をご紹介させていただきます。ピアソラは、タンゴをベースに、クラシックやジャズの要素を融合させ、独自の世界を作り上げました。
語り合うチェロとピアノ、ゆったりとお楽しみくださいね!
演奏者にとっては、”仲間と一緒に作り上げていく”という醍醐味を味わえる室内楽、今回は、リスナーにとっての魅力にフォーカスして、ご紹介させていただきました。
いろいろ聴いてみて、ご自分はどんな楽器の組み合わせが好きなのか、探してみるのも楽しそうですね!
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