百人一首かるたの歌人エピソード~ 大化の改新で有名な天智天皇は「働き方改革」の元祖だった!

収穫期を迎えた稲穂

秋の田の 仮庵(かりほ)の庵(いほ)の 苫(とま)をあらみ わが衣手(ころもで)は 露にぬれつつ

小倉百人一首の、栄光ある”第一番”を飾る天智天皇の歌は、農村で働いている人々 の情景を描いた内容なのですが・・・

え?天皇が農作業を?

何となくしっくりこなくて、不思議な感じがしましたので、調べてみたところ、興味深いことがわかってきました。
”畳の上の格闘技”、競技かるたで使用される、小倉百人一首の歌人エピソード、今回は「働き方改革」の元祖、天智天皇をご紹介いたします。

 

「王朝の太祖」天智天皇のこと

天智天皇(626-672)は、即位前の中大兄皇子というお名前で、よく知られています。それまで権勢をふるった蘇我氏を排除し、大化の改新として知られる、さまざまな改革を実施して、天皇を中心とする中央集権国家の基礎を築いた方です。
天智天皇の施策は、国防、法律、戸籍、教育制度、産業振興・・・と多岐にわたり、平安時代には「王朝の太祖」として、とても尊敬されていたそうです。

中でも、最も有名なのが、水時計の設置と時報の始まりです。
天智天皇は、日本最古の水時計「漏刻(ろうこく)」を設置して、公平な時間管理を行い、役人の業務効率の向上を計りました。
6月10日「時の記念日」は、天智天皇が「漏刻(ろうこく)」を設置した日に由来します。

 

 

収穫の秋。刈り入れのために作った仮の庵は、粗末で編み目が粗いので、露が垂れてきて袖が濡れてしまう。冷たいなあ・・・

 
秋の収穫の情景を歌ったこの歌、天智天皇の歌ではないという説があります。
その説によると、元祖「働き方改革」を行い、平安期の繁栄の基礎を築いた、天智天皇の功績を讃えるため、藤原定家がこの歌を天智天皇の歌として、小倉百人一首の第一番にしたのだとか。
他にも、農民の生活にまで思いを至らせた、天皇の偉大さを讃えるため、またはそうであってほしいという願望の現れだという説もあり、真相は定かではありません。

国の支配者には、国民の生活の隅々にまで思いを至らせてほしいという、国民の願いは、昔も今も変わらないものですね。

 

天智天皇の都の跡地に建造された近江神宮

 

天智天皇の都は、滋賀県大津にありました。
天智天皇を祀る大津の近江神宮では、毎年競技かるたの最高峰の大会、名人位・クイーン位決定戦が行われます。
近江神宮が、”かるたの聖地”として知れ渡るようになったのも、天智天皇への尊敬の念の表れだったのですね!

 

※「時の記念日」についてご紹介いたしましたこちらの記事、天智天皇の設置した水時計「漏刻(ろうこく)」も登場します。是非ご覧くださいね!

Remember that time is money.
時間の大切さを表現した、ベンジャミン・フランクリンの有名な言葉です。 時間は誰にでも平等に与えられ、誰にも過ぎた時間を取り戻すことはできません。 誰もが忙しい今の時代、「タイムマネジメント」という概念も、重要性を増している気がしませんか? 「時の記念日」は、そんな時間の大切さを考える日なんです。

情報源: 6月10日は「時の記念日」 その由来や意義をひも解いてみる! 

 

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