「全日本ピアノeコンクール」~企画のきっかけは、子どもたちの夢を応援したい父の愛!
新型コロナウィルスの影響により、”Stay Home”、そしてコロナと共に生きる、”Withコロナ”という概念が生まれました。
「全日本ピアノeコンクール」も、新しい時代を象徴する取組のひとつです。
全日本ピアノeコンクール実行委員会、代表の高木敏郎さんによると、企画のきっかけは、コロナ以外にもあるのだとか。
“やらされている感”からの脱却
高木さんご自身も、子どもの頃にピアノ教室に通っていらっしゃったそうです。
「実は、僕はピアノの練習で“楽しい”と感じたことは、一度もないんです。親に言われて通っているだけでしたから、演奏が上手になることもない。親からもうピアノをやめていいと言われたときは、正直嬉しかったです。そんな僕が、今、自分の娘にピアノを習わせているから、不思議ですよね(笑)」
高木さんのお嬢さんは現在中学生。ピアノ・コンクールへの出場経験もお持ちです。
「娘も、最初は“やらされている感”が強かったと思います。でも小学校5年生の頃から、自分から練習するようになりました。」
お嬢さんが”やらされている感“から脱却なさったきっかけは、奥様が根気強く練習に付き添っていたことと、あるピアノ・コンクールで入賞なさったことではないかと、考えていらっしゃるそうです。入賞を知った学校の先生から褒められたと、嬉しそうに高木さんに報告なさったのだとか。
「そのとき、より多くの人に演奏を聞いてもらえる環境があったら、より多くの子どもたちが、もっと練習して、もっと上手になろうと考え、行動するのではないかと思ったのです。」
子どもたちにより多くのチャンスを!
そんなお嬢さんを見守る高木さん、父親として心から応援したいと思う一方で、ピアノに一生懸命取り組んで、音大に進んで、その先は・・・?と、漠然とした疑問や不安も感じるそうです。
「もちろん、子どもにとって、将来の選択肢はたくさんあります。自分が一番やりたい道に進んでほしいと思っています。
ただ、ピアノを習って、音大に行って、それでおしまい、というのは寂しい。より多くの人の前で演奏することで、演奏家としての楽しさやチャンスを広げてあげたいです。
多くの親御さんが、僕と同じような考えを持っていらっしゃると思っています。
こうして、ピアノに取り組む子どもたちや大人たちの、チャンスを広げるための企画として、「全日本ピアノeコンクール」は誕生したのですね!
✩全日本ピアノeコンクール開催概要✩
【日程】
6月1日(月)~7月20日(月) 演奏動画受付
8月5日(水) 予選結果発表
9月19日(土)・20日(日) 本選
9月26日(土) 本選結果発表
【参加資格】
※2020年4月2日の時点で下記の資格を満たしている方
A級 小学1~3年生
B級 小学4~6年生
C級 中学生
D級 高校生
E級 大学生
F級 一般
エントリー方法、参加費用など、詳細は公式ページをご確認ください。
✩こちらの記事では、「ピアノeコンクール」のオンラインならではの特徴をご紹介しております。
オンラインで行うピアノ・コンクール「全日本ピアノeコンクール」は、新型コロナウィルス感染防止のために相次いだピアノ・コンクールの中止によって、目標を失いかけた人たちにチャンスを提供しようと、立ち上がりました。
情報源: 「全日本ピアノeコンクール」~オンライン×StayHomeで、ピアノ・コンクールにチャレンジする機会を広げよう!
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