「’Ole Ua, ‘Ole Anuenue (No Rain, No Rainbow)」~ハワイと虹の特別な関係
Rainbow State(虹の州)と呼ばれるハワイ。
日本にいると、なかなか虹を見る機会がありませんが、ハワイでは、ほぼ毎日、どこかで虹を見ることができるのだとか。ハワイと虹には、どうやら特別な関係があるようです。
今回は、ハワイと虹の特別な関係、そしてハワイに伝わる、虹にまつわる素敵なことわざ「’Ole Ua, ‘Ole Anuenue (No Rain, No Rainbow)」をご紹介させていただきます。
ハワイに虹がよく現れるワケは・・・
虹は、大気中の水滴に光があたったときに発生します。
ハワイで虹がよく発生するのは、ハワイ諸島が横たわる場所と、険しい山が多い地形という、偶然のたまものです。
ハワイ諸島では、常に貿易風が吹いていて、山にぶつかっています。山にさえぎられた風は、上昇気流となって雨雲をつくり、雨を降らせます。その雨雲も、貿易風によって、すぐに吹き飛ばされてしまいます。
雲が吹き飛ばされた後、太陽の光が降り注いで、空に虹がかかるのです。
ハワイに旅行中に、虹が二重に発生している、ダブルレインボーを見たことがある方もいらっしゃると思います。ダブルレインボーは、最初に現れる虹と、その虹を反射して映し出す虹、その両方が見えた状態です。
最初の虹を反射した虹なので、現れる光の色の順番は逆になります。
物理的には、反射は何度も何度も繰り返されているのだとか。肉眼では、トリプルレインボーまで見えることもありますが、だんだん薄くなっていくので、見えなくなっていきます。
目に見えない虹が永遠に続く・・・なんだかロマンティックですね!
虹にちなんだハワイのことわざ
ハワイには、「’Ole Ua, ‘Ole Anuenue (No Rain, No Rainbow)」ということわざがあります。
直訳すると、「雨が降らなければ虹はできない」といった意味のことわざ、困難を乗り越えた後には、必ず何か得られるものがありますよ、といった使い方をするそうです。
つらい時期こそ、心に刻んでおきたいことわざですね!
どんなにひどい土砂降りでも、雨は必ずやみます。そして、光の下で、素晴らしい虹が現れる!そう信じて、毎日がんばっていきましょうね!
☆こちらの記事は、伝説のハワイアン・シンガー、イズの歌う「Over the Rainbow(虹の彼方に)」をご紹介しております。優しい歌声に癒されてくださいね!
1939年に発表されて以来、世界中の人々に愛されている、スタンダード・ナンバー「Over the Rainbow(虹の彼方に)」は、これまでに、文字通り、はかり知れないほど多くのミュージシャンによって、カバーされてきました。
情報源: 伝説のハワイアン・シンガー、イズの歌う「Over the Rainbow(虹の彼方に)」~ハワイの風に乗って、夢をかなえる国へ!
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