ラマ(Lama)~光を象徴するハワイの小さな柿は、フラダンスの女神ラカのキノラウ(化身)
ハワイの植物は、それぞれ大切な意味や物語を持っています。中でも、ラマ(Lama)は特別!
ラマは、フラダンスの女神ラカのキノラウ(化身)として、ハワイの人たちにとって、とても重要な植物なのです。
ラマ(Lama)とは、ハワイ語で「光」「啓発」「悟り」といった意味の言葉です。
ラマの果実の黄色は、ラカの好きな色、そして光を象徴するのだとか。
ラマは柿の仲間です。日本では仏壇に使われる、黒檀の仲間でもあります。ハワイ諸島のうち、ニイハウ島とカホオラヴェ島以外の島々の、比較的高度の低い林で見ることができます。
ラマの実は、どんぐりほどの大きさです。黄緑から黄色へと変化し、熟すと赤くなります。小さいのでほとんど食べられるところはありませんが、柿の仲間ですから、生で食べることができます。
葉や樹皮は、強壮剤になります。
まっすぐに成長するラマの幹は、非常に硬く耐久性があるため、神様を祀る家に使われました。
ラマは、古代ポリネシア人がハワイに到着するよりも、もっと前からハワイに育っていた、ハワイ固有植物です。
一般に固有植物は、2種類に分かれます。その土地だけに分布していて、他のどこにも見当たらない植物を「エンデミック」、もう少し範囲が広く、その土地を含めたごく一部の地域だけで見られる植物を「インディジュナス」と言います。
ラマは、「エンデミック」にあたります。
ハワイにしかいない植物だから、人々はラマを特別な植物と位置付けたのか?それとも単なる偶然だったのか?真相は誰にもわかりません。
でも、森の中で、黄色く輝く小さなラマの実を見つけたとき、人々は、そこに神々しさや希望を感じたのでしょうね。
☆こちらの記事では、フラダンスの女神様ラカについてご紹介しております。
フラダンスの女神様として、多くのハラウ(フラダンス教室)で信仰されている女神ラカ。 ラカには、多くの言い伝えがあります。
情報源: さまざまな言い伝えを持つ謎の女性!?フラダンスの女神ラカは、ハワイの人たちの癒しの存在 | MUSBIC/ムスビック
☆こちらの記事では、”キノラウ(Kino Lau)”についてご紹介しております。
ハワイの概念、”キノラウ(Kino Lau)”をご存知ですか? “キノラウ(Kino Lau)”とは、直訳すると「たくさんの体」という意味のハワイ語です。 古代ハワイの人々は、神々は植物や動物、自然現象に姿を変えて、いつも自分たちのそばにいるのだと考えていました。
情報源: ハワイの概念”キノラウ(Kino Lau)”~そこから見えてくるのは、古代ハワイ人たちが生きていくための叡智 | MUSBIC/ムスビック
かけがえのない自然。未来のために、大切に守り、伝え、残していきたいですね!
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
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