日本に最も近いヨーロッパ、ウラジオストク〜数奇な歴史を経た、フレンドリーな港町に行ってみませんか?
成田から直行便で約2時間半で行ける、ロシアの港町、ウラジオストク。日本に最も近いヨーロッパと言われ、最近は日本からの旅行者も増えてきた、注目の街です。
今回は、短いお休みでも気軽に訪問できて、見どころもいっぱいのウラジオストクをご紹介させていただきます。
次の旅行のプランに、ご参考にしていただけたら嬉しいです(#^^#)
まずはウラジオストクの歴史をおさらい
19世紀後半、ロシア帝国の太平洋への玄関として、また悲願の不凍港として誕生した、ロシア極東の港町ウラジオストク。ウラジオストクとは「東方を支配する町」という意味だそうです。
20世紀初頭、ウラジオストクは、国際都市として賑わいを見せていました。
世界旅行の主な手段が船だったこの時代、都市と港を結ぶ「ボート・トレイン」と呼ばれる列車が走っていました。その始まりは、東京駅から金ヶ崎駅(現在の敦賀港駅)を結ぶ列車だったと言われています。
敦賀港からは、ウラジオストクまでの航路が運航されていました。
ウラジオストクは、ボート・トレインによって、東京とつながっていたのですね!
しかし、第二次世界大戦によって、ウラジオストクと敦賀港を結んでいた航路は運航されなくなり、ウラジオストクと東京のつながりも絶たれてしまいました。
さらに冷戦時代、ウラジオストクは軍港として重要視され、外国人の立ち入りが禁止された「閉鎖都市」に指定されました。
1991年、ソビエト連邦が崩壊。その後、閉鎖都市指定は解除されました。国際会議等が開催されるようになり、ウラジオストクのインフラ整備が進みます。
2017年8月以降は、査証(ビザ)の手続きが簡素化され、ウラジオストクは「日本から2時間半で行けるヨーロッパ」として、私たちに身近な、そして魅力的な存在となったのです。
市内で一番高い場所、鷲の巣展望台に登ると、美しいフォルムの橋「黄金橋」を眺めることができます。
ブライダルフォトの鉄板スポットなんですって♡
鷲の巣展望台には、ロシア語などを表記する文字「キリル文字」の原型を作った、東方正教会の宣教師キリル兄弟、キュリロスとメトディオスの像があります。
ウラジオストクは、世界一長い鉄道、シベリア鉄道の東の起点です。
ここからロシアの首都モスクワまで、約7日間かけて走ります。
シベリア鉄道の主要な駅は、美しい建物が多いのが特徴です。ウラジオストク駅も、お城みたいにとってもきれい!
ウラジオストクのランドマーク的な存在なのが、中央広場です。ここにある銅像は、ロシア革命の時に、ソビエト政権樹立のために戦った兵士たちを讃えるモニュメントなのだとか。
中央広場では、正午の時報代わりに大砲が鳴り響きます!
突然の爆発音に、びっくりしちゃうかもしれませんね。ウラジオストクが軍港だったと、思い起こさせてくれる一瞬でもあります。
お店やホテル、レストランなど、街の人たちは、総じてアバウト(笑) でも、決して嫌な感じではなく、むしろ素朴でフレンドリー!
ロシア料理は、私たち日本人の口に合うと思います!(^^)!
ロシアの極東の要塞でありながら、素朴でフレンドリーな、日本に最も近いヨーロッパ、ウラジオストク。
訪れるなら、5月から11月頃までがおススメです。寒い地方ですので、しっかり防寒して行ってくださいね!
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