「Mele O Kaho’olawe(カホオラヴェの歌)」誇り高く正義を追い求めよう!と語りかける力強いハワイアン・ソング
ハワイ諸島の主要8島で最も小さく、そして数奇な運命をたどってきた「聖なる島」カホオラヴェ島を讃えるハワイアン・ソングをご紹介いたします。
毎春、イースターの時期にハワイ島ヒロで開催される、世界最高峰のフラダンス大会、メリーモナーク・フェスティバルの2013年大会でも披露されました、その歌のタイトルは「Mele O Kaho’olawe(カホオラヴェ島の歌)」
カホオラヴェ島は、太平洋戦争以降、米軍の軍事演習に使われ、荒廃しきっていました。
1970年代、島をハワイの人たちの元に取り戻し、環境を回復させようという活動が始まりました。1977年には、軍への抗議活動のため、多くの人がカホオラヴェ島を目指し、うち9人の若者たち『The Kaho’olawe Nine』が、軍の妨害にも負けず、上陸に成功しました。でもその時、メンバーのGeorge HelmとKimo Mitchellの2人が命を落とすという悲劇に見舞われてしまいました。
「Mele O Kaho’olawe(カホオラヴェ島の歌)」は、Kimo Mitchellの父親であり、活動のリーダーでもあったHarry Kunihi Mitchellが作詞作曲しました。島を守ろうとした9人の若者たちを讃え、カホオラヴェ島を取り戻すために力を合わせよう!とハワイの人々に訴えた、力強く、そしてとても前向きな歌なのです。
彼らの努力は、20年近い年月をかけて実ることになります。1993年、遂にカホオラヴェ島は、ハワイ州政府に返還されることが決まり、1994年5月9日、正式に返還されました。
カホオラヴェ島は、今も軍事演習の残骸撤去と環境回復のための取組が続けられています。
ハワイアン・ミュージシャン、ショーン・ナアウアオとロビー・カハカラウのお二人による「Mele O Kaho’olawe(カホオラヴェ島の歌)」をご紹介いたします。力強さと優しさが同居しているところが、ハワイアン・ミュージックの素晴らしさかもしれませんね。
☆こちらは、1970年代に活躍したハワイアン・ミュージシャン、デニス・プラーボのアルバム「All Hawai’i Stand Together」です。「Mele O Kaho’olawe(カホオラヴェ島の歌)」が収録されています。
☆カホオラヴェ島の詳しいお話は、こちらの記事をご覧くださいね。
カホオラヴェ島(Kaho’olawe※)は、マウイ島の沖合にある小さな島です。ハワイ諸島は全長約24万Kmに及び、8つの主要な島と、小さな島々や環礁から成り立っています。カホオラヴェ島は、ハワイの主要8島で最も小さな島なのです。
情報源: 「聖なる島」カホオラヴェ島-数奇な運命の果てに見えた、ハワイの新たな希望の光 ⋆ MUSBIC/ムスビック
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
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