ずっと記憶にとどめたい!メリーモナーク・フェスティバル2021を振り返る①~女性ソロ部門【ミス・アロハ・フラ】編
毎年ハワイ島ヒロで行われる世界最高峰のフラダンス競技会、メリーモナーク・フェスティバル。
58回目の開催となった2021年大会は、とても特別な、思い出深い大会となりました。
世界中に蔓延している新型コロナウイルスのため、2020年大会は残念ながら中止に。その後、大会関係者のみなさまの大変なご尽力により、2021年は、感染症対策を徹底して、無観客で開催されました。前代未聞の事態に、懸命に対応なさったみなさま、そして厳しい状況下で出場なさったフラダンサーのみなさまに、心からの敬意と感謝をお贈りします。
私たちのサイトでは、上位入賞なさった方のハイライト映像とワンポイント情報を、3回に分けてご紹介させていただきます。
1回目は、女性ソロ部門【ミス・アロハ・フラ】です!
女性ソロ部門に参加できるのは、18歳から25歳までの、未婚で出産経験のない女性に限られます。1日のうちに、カヒコ(古典フラ)とアウアナ(現代フラ)を踊り、競い合います。総合最高点を獲得したフラダンサーには【ミス・アロハ・フラ】の称号が授与されます。
2021年、【ミス・アロハ・フラ】の栄冠に輝いたのは、ローズマリー・カイミレイ・ケアモアイ・ストリックランドさんです。
カヒコ(古典フラ)は、『Hanohano ’O Lehua(ハノハノ・オ・レフア)』。
カラカウア王の妃、カピオラニ王妃が1874年にカウアイ島とニイハウ島を訪問し、病院創立のために活動なさったことを記念した歌です。カラカウア王とカピオラニ王妃は、健康なハワイ人の子孫繁栄を願い、産婦人科病院を創立しました。現在のカピオラニ医療センターです。
アウアナ(現代フラ)は、『Hanohano Hapu’uhale(ハノハノ・ハプウハレ)』。
アンティ・ロレナと呼ばれた、ニイハウ島出身で、ハワイ語の復興に尽力した女性フローレンス・クウプアレイポイナオレ・ニアウ・ニコラスを讃える歌で、作者はカイミレイさんの師であるクム・ケアヴェ。アンティ・ロレナは、カイミレイさんの大伯母にあたる血縁者で、まさに運命的ともいえるパフォーマンスでした!
わずかの差で、惜しくもミス・アロハ・フラ2位になった、アシュリー・キリオウラニヌイアママオホオピイワヒネカプアロケオカラニアケア・ライさんの、アウアナのパフォーマンス『A Luna I Ka Pali(ア・ルナ・イ・カ・パリ)』もご紹介させていただきます。
風の名所とも言われるオアフ島ヌウアヌで出会う、風と霧雨が表現されています。
※全部観たい!じっくり観たい!という方は、DVDのご購入がおススメです。発売日などの詳細が分かりましたら、お知らせいたしますね。
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
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