小野小町とフラダンサーの意外なつながり!?古今東西、いつの時代も”髪は女の命”
”髪は女の命”という言葉、どなたでも聞いたことがあるのではないでしょうか?
由来や語源などがわかっていない言葉なのですが、古今東西を問わず、美しい髪は、魅力的な女性の条件のひとつとされてきました。
なぜなんでしょう?
美しい髪が美女の条件だった平安時代の日本
世界三大美女のひとりといわれる小野小町は、美しい髪の持ち主だったと言われています。
平安時代の美人の条件のひとつが「つややかで長い黒髪」
平安時代の女性の絵は、みんな長く伸ばした黒髪が印象的ですよね。大垂髪(おすべらかし)と呼ばれる髪型です。髪の毛1本で、半紙が真っ黒になるほどの長さだったのだとか。
平安時代に、”髪は女の命”という言葉があったかどうかは、わかっていません。でも、間違いなく”髪は女の命”といえる状況だったのですね。
何らかの事情で、美しい髪を維持できなくなった人のために、既にカツラがあったとも言われています。
時は移り、場所も変わって、古代ポリネシア人がハワイに文化を築いた頃
古代ポリネシア人が、”大いなる旅”によってハワイにたどり着いた後、ハワイで独自の文化が花開きました。
そのひとつがフラ(Hula)。ハワイの伝統芸能フラダンスです。
フラダンサーの髪も、長い黒髪です。
ハワイの人たちは、髪にはマナ(聖なる魂)が宿ると、考えていました。伸びていく髪には、マナとともに、知識や知恵が蓄積されていくと、考えていたそうです。
フラダンスを通して学ぶのは、先人たちから伝えられてきた、大切な教えです。それもまた、マナとともに髪に蓄えられていくと考えたのですね。
フラダンサーの長い髪は、見た目の美しさだけでなく、大切な意味を持っていたのです。
現代の人たちが生み出した、髪に関する優しさの表現~ヘアドネーション
2015年頃から、医療用ウィッグの原料となる毛髪を寄付する「ヘアドネーション」が注目を集めています。
病気や事故によって髪の毛を失うって、とても悲しいことですよね。ヘアドネーションは、そんな子どもたちのために、寄付で集められた髪の毛でウィッグを作り、無償で提供するという、アメリカで生まれた活動です。日本でも、次第に広まってきています。
髪でできる社会貢献。伸ばしていた髪を切るときには、是非思い出してくださいね。
髪を切っても、命を落とすことはないと思います。
でも”髪は女の命”という言葉には、昔から女性が髪を命と同じくらい大事にしてきたという”思い”が込められているのですね。
そんな大切な髪を失った、子どもたちのために生まれたヘアドネーション。優しさの連鎖が広がっていくといいなって思います(#^^#)
☆関連記事のご紹介
フラダンサーの髪型については、こちらの記事もご覧くださいね。
ハワイのクム・フラ(フラダンスの先生)、ポーマイカイ・クルガーさんから、直接、ハワイと同じ指導を受けることができる、東京・立川のフラダンス教室、カレイヒイマクア。今回は、ちょっと視点を変えて、髪型についてのお話をご紹介させていただきます。素朴な疑問です(#^^#) フラダンサーの髪は何故長いの?
情報源: カレイヒイマクア 長い髪はフラダンサーの命!本番のステージで美しく舞うために
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
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