「Ka Hana Mahiko」サトウキビ農場で働く女性たちの厳しさと喜びを描いたフラダンス
19世紀、ハワイの基幹産業となったサトウキビ栽培。その労働力のために、中国や日本、フィリピンから多くの人々がハワイに移民としてやってきました。移民たちによって、今日のハワイの、民族的な多様性が育まれたのです。
ハワイ島ヒロで、毎年4月、イースター(復活祭)の時期に開催される、世界最高峰のフラダンスの競技会、メリーモナーク・フェスティバル。その2016年大会で、19世紀のサトウキビ農場で働く女性たちをテーマにしたフラダンスを披露したチームが、団体アウアナ(近代フラ)部門で優勝を果たしました!
メリーモナーク・フェスティバルにおける、団体アウアナ(近代フラ)競技は、持ち時間7分で、カイ(入場の踊り)、メレ(演舞曲)、ホイ(退場の踊り)という、3つのパートで構成されます。
メレ(円舞曲)は、 「Ka Hana Mahiko」という曲です。
Mahiko(本当は、oの上にカハコーと言われるヒゲのような記号がつくのですが、表示できないのでご了承ください!)とは、ハワイ語でサトウキビ農場のことです。
サトウキビ農場の労働は、朝5時に起きて、午後4時半まで働くという厳しいものでした。鐘が鳴ったら、「やったー!お家に帰れる!」という合図だったんですって。
ハイ・クオリティな踊りだけでなく、デニムとバンダナというスタイリッシュな衣装も斬新でした!
彼女たちは、「プイリ」というハワイの伝統楽器を使用しています。竹刀を短くしたように見えるプイリは、2本使いされることが多いのですが、彼女たちは1本使いでした。
ゆっくり鑑賞されたい方は、公式DVDをご購入なさってくださいね。手に入りにくくなっていますので、お早めに!
この写真の道具、何に見えますか? ハワイの伝統的な打楽器のひとつで、「プイリ(Puili)」といいます。 ちょっと見た感じ、とても楽器には見えないかもしれませんね。 剣道の竹刀を短くしたような形が印象的なプイリ。「ささら」という、竹の先端を細く切りそろえた、中華鍋などを洗浄する道具にも似ていますね。
情報源: まるで剣道の竹刀みたい!?フラダンス用のハワイの伝統楽器『プイリ』 | MUSBIC/ムスビック
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
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