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山頂にそっと白いケープをかけましょう~ハワイアン・ソング『’A’ahu Poli’ahu(アアフ・ポリアフ)』

常夏の島ハワイでも、標高の高いハワイ島のマウナケアとマウナロア、マウイ島のハレアカラでは、冬になると雪が降ります。ハワイでは、山が雪で真っ白になった美しい風景を「山が白いケープをまとっている」と表現するそうです。
ハワイの山々に雪を降らせるのは、雪の女神ポリアフ。静かに降り積もる雪を、古代ハワイの人々は、ポリアフが山に白いケープをそっとかけると考えたのですね。

 
ハワイ島ヒロ出身のシンガー・ソングライター、カラニ・ペアさんの2019年の作品、『’A’ahu Poli’ahu(アアフ・ポリアフ)』をご紹介させていただきます。

タイトルの「’ahu」とはケープのこと。ポリアフの名前にも「’ahu(ケープ)」が含まれています。
マウナケアに住むポリアフは、時々妹である霧の女神リリノエを連れて、マウイ島に旅をします。ハレアカラに白いケープをかけるための旅です。

『’A’ahu Poli’ahu(アアフ・ポリアフ)』は、そんなポリアフの旅に、カラニ・ペアさんのお母様への想いを重ねて作られたそうです。
寒くて冷たいはずの雪が、とても温かく、優しく感じられるハワイアン・ソングです。
ごゆっくりお楽しみくださいね。

 

 

世界最高峰のフラダンス競技会、メリーモナーク・フェスティバル、2019年大会のミス・アロハ・フラ(女性ソロ部門)で、カラニ・ペアさんのデビュー曲『Ku’u Poli’ahu(クウ・ポリアフ)』の演舞が披露されました。

メリーモナーク・フェスティバルでは、演舞はカイ(入場の踊り)、メレ(演舞曲)、ホイ(退場の踊り)という3つのパートで構成されます。このときのメレが『Ku’u Poli’ahu(クウ・ポリアフ)』。カイとホイで歌われたのは、今回ご紹介いたします『’A’ahu Poli’ahu(アアフ・ポリアフ)』の一部でした。
カラニ・ペアさんは、メリーモナーク・フェスティバルのために、カイとホイの部分をわずか10分で仕上げたそうです。
その後、他の部分を付け加えて、1曲として完成させたのだとか。

雪のケープは春には消えてしまうけれど、心にかけたケープは、いつまでも消えることなく残ることでしょう。まるで、愛する我が子を抱きしめる母の愛が、いつまでも消えることがないように。

 
☆こちらの記事では『Ku’u Poli’ahu(クウ・ポリアフ)』のフラダンス映像をご紹介しております。


ハワイ島にそびえるハワイ諸島の最高峰マウナケア。冬が近づくとこの山を思い出す、という方も多いかもしれませんね。何故かって?標高4205メートルのマウナケアは、冬になると山頂に雪が積もります。

情報源: マウナケアに住む気高く美しい雪の女神に、母への想いを重ねたハワイアン・ソング『Ku’u Poli’ahu(クウ・ポリアフ)』のフラダンス映像をご紹介! – MUSBIC/ムスビック

 
☆『’A’ahu Poli’ahu(アアフ・ポリアフ)』は、カラニ・ペアさんの3枚目のアルバム『Kau Ka Pe’a(カウ・カ・ペア)』に収録されています。
 

 

フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。

ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。

情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック

 

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