ハワイの若きクムフラ、ポーマイカー・クルガーさんから直接指導を受けられる、東京・立川のフラダンス教室カレイヒイマクアの新たな挑戦！
コロナ禍のため、ポーマイカイ・クルガーさんが来日できない日々が続いていますが、カレイヒイマクアのみなさんは、普段通りにレッスンを続けていらっしゃいます。
2022年6月、カレイヒイマクアのみなさんは、3年ぶりに開催されたコンペティション(競技会)「クー・マイ・カ・フラ・ジャパン」に出場しました！
本番直前、ハワイのポーマイカイ・クルガーさんから激励のビデオ通話が入って、みんなの勇気100倍です！
今回の挑戦では、私も一緒に”カプ”を体験させていただきました。今も受け継がれるハワイの伝統”カプ”について、ご紹介させていただきますね。
”カプ”って何？
多くのフラ・ハラウ(フラダンス教室)のみなさんが、競技会など大切な行事の前に、”カプ”を行ないます。
”カプ”の内容は教室によって様々ですが、本番でベストを尽くせるように、という願いを込めて行うことが多いようです。
”カプ”とは、英語の「タブー(Taboo)」の語源といわれる言葉です。古代ポリネシアでは、”カプ”は行動規範として機能していました。
身分や性別などによって、”カプ”は衣食住全てに渡って、細かく定められていました。中には、今の時代から見ると、ナンセンスでは？と思われることもあったようです。
行き過ぎの”カプ”は、1819年、カメハメハ大王の妃で、カメハメハ2世の摂政だったカアフマヌによって廃止されました。
今日、フラ・ハラウ(フラダンス教室)で受け継がれている”カプ”は、ハワイの神々や自然を敬うことや、大切な場で立派に踊るために心身を清める、といった意味を持っています。
なんて魅惑的なイチゴのケーキ！ですが、”カプ”期間中はぐっと我慢！
”カプ”では何をするの？
”カプ”でどんなことをするかは、教室によって異なります。
カレイヒイマクアでは、本番の1週間ほど前に「カプ入り」の儀式を行い、本番後の「カプ明け」の儀式までの間、アルコール類やケーキなどの甘いもの、海苔やワカメといった海藻類を口にしません。
アルコール類や甘いものは、身体をきれいにするために。海藻類は、ぬるぬるしているので、滑って転ぶが連想されるため、本番で失敗しないように避けるのだそうです。
”カプ”を通して気づいたこと
初めて”カプ”を経験して、とっても驚いたことがあります！
わずかな期間ですが、みんなで一緒に好きなものを我慢することで、みんなの心をひとつにできるんですね！今まで以上に、みんなと一緒に頑張った！という意識が生まれました！
そしてダイエットの効果もちょっぴり(笑)
競技会なので、もちろん結果も出したい！
でもそれ以上に大切なことがある！
今年のカレイヒイマクアのコンペティション挑戦は、大切なことを気づかせてくれました。
それは、みんなで力を合わせて、ひとつの目標に向かって進んでいくこと。そういえば、カレイヒイマクアの合言葉は「買っても負けてもギョーザ！」でしたね。
協議会終了後に控室で”カプ明け”の乾杯です。みんな頑張りました！この後はギョーザが待ってます！
コロナに負けずに、ポーマイカー・クルガーさんが次に来日できる日を待ちながら、葉月さんを中心に、これまで通りにレッスンを続けているカレイヒイマクア。これからもカレイヒイマクアのみなさんは、前へ前へと進んでいきます。
☆フラダンス教室カレイヒイマクアのホームページはこちらです。
カレイヒイマクアでフラダンスを習いたい！という方は、ホームページの「お問合せフォーム」をご覧くださいね。
☆こちらの記事では、みなさんの衣装「ホロク(Holoku)」への、ポーマイカー・クルガーさんの想いをご紹介しています。
東京・立川のフラダンス教室、カレイヒイマクアを率いるクム・フラ(フラダンスの先生)ポーマイカイ・クルガーさん。”ハワイの文化”としてのフラダンスを教えることを、いつも大切にしていらっしゃいます。
情報源: ハワイの伝統的な衣装のお話～③若きクム・フラ(フラダンスの先生)ポーマイカイ・クルガーさんの「ホロク(Holoku)」への想いとは？ ⋆ MUSBIC/ムスビック
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい！ | MUSBIC/ムスビック
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