【保存版】メリーモナーク・フェスティバル2023を振り返る~60回目の記念大会は4年振りの通常開催!
毎春、イースターの時期にハワイ島ヒロで開催される、世界最高峰のフラダンス競技会、メリーモナーク・フェスティバル。2023年は、4月13日(木)~15日(土)の3日間の日程で記念すべき第60回大会が行われ、その様子はインターネットで全世界に中継されました。
コロナ禍のため、2020年大会は中止、2021年大会は無観客での開催、2022年は有観客とはいえ関係者に限定した開催、というつらい時期を乗り越え、2023年は、4年振りに通常開催されました。会場を埋め尽くす観客がいること、それがどれだけ大きな意味を持つか、あらためて気づかされた気がいたします。
素晴らしい演舞への惜しみない拍手も、ミスをしてしまった人たちへの温かい励ましの拍手も、全ては同じ空間を共有しているからこそ、起きるものなのですね。コロナ前は当たり前で気がつかなかったことを、とても大切に愛おしく感じました。
上位入賞なさった方たちのハイライト映像とワンポイント情報をご紹介いたします。
第60回大会で総合優勝、ワヒネ(女性)総合優勝、ワヒネ・カヒコ(古典フラ)優勝、ワヒネ・アウアナ(現代フラ)4位、という素晴らしい成績を残したのは、オアフ島のハラウ(フラダンス教室)、カ・ラー・オノヒ・マイ・オ・ハエハエのみなさまです。
カヒコは「Hanakahi(ハナカヒ)」。ハナカヒとは、その昔ハワイ島ヒロを治めていた首長の名前です。ヒロを舞台に、マウナ・ロア火山の噴火からヒロを救ったルース王女を讃える曲を披露しました。
ワヒネ(女性)総合2位、ワヒネ・カヒコ2位、ワヒネ・アウアナ3位に輝いたのは、ハラウ・ナ・マモ・オ・プウアナフルのみなさま。
アウアナは「Papakolea(パパコレア)」
パパコレアとは、オアフ島・ホノルルのハワイアン特別居住区の地名で、かつてそこにはマグノリアの花が咲き誇っていたのだとか。
パパコレアで密会しようとした恋人たちを、マノアに降った雨(トゥアヒネと言います)が邪魔をした、というちょっと思わせぶりなストーリーを、なんと全身にプルメリアをまとって表現しました!会場はとっても良い香りに包まれたことでしょうね。
カネ(男性)総合優勝、カネ・カヒコ優勝、カネ・アウアナ4位に輝いたのは、マウイ島のハラウ・ケクアオカラアウアライリアヒのみなさまです。カヒコは「’Alo I Ke Anu(アロ・イ・ケ・アヌ)」
カラカウア王を讃えるメレを、ハワイの伝統楽器ウリウリを振りつつ、ダンサー自らが全編歌いながら踊りました。
最後にご紹介いたしますのは、ワヒネ・アウアナ優勝に輝いたオアフ島のハラウ・ヒイアカイナマカレフアのみなさまの「Lei Pua Melia(レイ・プア・メリア)」です。
タイトルは、ずばりプルメリアのレイのこと。1946年のレイ・クイーンに奉げられたクラシックなフラソングです。ダンサーのみなさまが、右手にプルメリア・レイを下げながら踊りました。プルメリアは7色!?踊りもさることながら、色とりどりのプルメリアの花にも圧倒されますね!
☆全部観たい!じっくり観たい!何度も観たい!という方は、DVDのご購入がおススメです。
☆こちらの記事では、総合優勝チームのフラ・カヒコで讃えられたルース王女についてご紹介しております。
マナ、それは超自然的な源より与えられた聖なる力。人にも物にも宿ると言われます。ハワイ王家の方たちは、強いマナをお持ちだったと言われ、王家の方たちが集まる場所には、マナも集まってきたのだとか。
情報源: マナ【聖なる力】の宿るパワースポット、ハワイ島カイルア・コナに佇むフリヘエ宮殿と伝説のルース王女 ⋆ MUSBIC/ムスビック
フラ(hula)は、ハワイの伝統的な歌・踊り・音楽がミックスした総合的な芸術で、宗教的な儀式でもあります。
ハワイの伝統芸能フラ(hula)には、「ダンス」という意味が含まれています。
そのため、フラ(hula)と呼ばれる事も多いのですが、「フラダンス」の方が一般的です。
このサイトでは「フラダンス」と表記させていただいております。
情報源: ハワイの教養として、フラダンスのことをきちんと知りたい! | MUSBIC/ムスビック
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